ガジュマルについて取り上げたところ、成功大学のある台南市にお住まいで、いつも「台湾通信」
をお送りいただく傳田晴久(でんだ・はるひさ)氏から下記のようなお便りをいただきました。
<成功大学のガジュマルの紹介、ありがとうございました。
ご存知とは思いますが、今年の4月22日の自由時報紙に裕仁皇太子さま御手植えのガジュマルの
樹の左右にあるガジュマルの樹が紹介されており、東側の樹は秩父宮雍仁様がお手植えになられた
(大正14年6月2日)もの、西側の樹は高松宮宣仁様がお手植えになられた(大正15年4月28日)も
のと紹介され、3本の大樹が並んだ写真の下に3人の上半身の写真が添えられていました。
記事のタイトルは大見出し「成大3大榕樹 日本太子裕仁兄弟親植」、小見出しに「文史学者は
最大榕樹の左右の2樹は裕仁様の弟君雍仁様、宣仁様が植えられたものであると称している」。
私はこの記事で初めて知り、びっくりいたしました。>
編集子もビックリです。ご存じのように、秩父宮雍仁親王は(ちちぶのみや・やすひとしんの
う)は昭和天皇の弟宮で、大正天皇の第二皇子、高松宮宣仁親王(たかまつのみや・のぶひとしん
のう)は第三皇子。お三方はご幼少のころからとても仲が良かったと言われ、台湾で兄宮お手植え
のガジュマルをはさんで同じガジュマルをお手植えされ、その3本のガジュマルが大きく枝を広げ
て並び立つ光景はまさに一幅の絵です。
傳田氏からお送りいただいた「自由時報」の記事を下記にご紹介します。新聞には立ち並ぶ3本
のガジュマルの写真も付いています。
成大3大榕樹 日本太子裕仁兄弟親植
【自由時報:2014年4月22日】
http://blog.xuite.net/suting2268/ting22/211732085
〔記者孟慶慈/台南報導〕九十一年前?史上的今天,日本皇太子裕仁在現今成大榕園,親手植下的
榕樹苗,現今樹形壯闊優美,早是成大的象?。近期文史學者找資料無意中發現,大榕樹旁左右二
[木果]老榕也大有來頭,分別是裕仁的兩皇弟雍仁、宣仁所植,距今也有近九十年。
樹齡距今近90年
文史學者蔡顯隆指出,成大榕園?的三[木果]老榕樹,以裕仁在大正十二年(一九二三年)四月廿
一日巡視位於台南的歩兵第二聯隊(成大前身)所植的名氣最大。
蔡顯隆?,大榕樹東側的榕樹是第二皇子雍仁於大正十四年六月二日親植,西側的則是三皇子宣仁
於大正十五年四月廿八日所種。
蔡顯隆指出,裕仁當年來台,其實一度要取消行程,因為其姨丈北川白宮在法國車禍身亡、妻子重
傷,裕仁根本不想離開日本。經在台日籍高層一再請願,才又決定來台。雍仁、宣仁則是順道來台,
兩位皇子分別在大正十四年、十五年從日本搭船去英國求學,台灣位於航道上,遂順道上岸巡視。
台南市老樹節促進會發起人李文雄表示,裕仁在台北第一?兵聯隊所植的榕樹早已[石欠]除,因此
成大這三棵老榕樹更顯珍貴。