中国の態度、今後軟化も=台湾問題で総統府上級顧問
【時事通信 10月12日】
【時事通信 10月12日】
「台湾独立運動の父」と呼ばれ、民主進歩党政権下で総統府資政(上級顧問)
を務める彭明敏氏(元台湾大学教授)は12日、都内で日本人記者団と懇談し、
胡錦濤国家主席率いる中国の現指導部は今後、台湾問題でこれまでより柔軟な姿
勢をとる可能性があるとの見通しを示した。
彭氏は懇談で、中国の現指導部は江沢民国家主席時代ほど「台湾への武力行使」
や「祖国統一」「1国2制度」を強調しなくなったとした上で、「中国は徐々に
現実を認識し始めたようだ」と述べた。