大相撲が12月15・16日に高雄で巡業 史上初の2年連続台湾巡業!

台湾の「2007台日文化観光交流年」の掉尾を飾る一大イベント

12月、台湾・高雄巡業…史上初同一国で2年連続

【5月19日、スポーツ報知Web版】

 日本相撲協会が今年12月に台湾・高雄市で巡業を行うことが18日、分かった。日程は
12月15、16日の2日間を予定している。6月10、11日のハワイに続く海外巡業で、年2
度は初。さらに台湾は昨年8月に台北市で巡業しており、同じ国・地域での2年連続も
初となる。

 高雄巡業について大島巡業部長(元大関・旭国)は「昨年の台湾巡業後から、現地か
ら『次は高雄で』という声が強く日程的にも支障がないため開催を決めました」と明か
した。

 昨年8月の台北巡業は1万人収容の台北ドームが2日連続で超満員の大成功を収めた。
こうした熱気を受けて台湾当局などが2年連続での巡業を要望し、協会も昨年末から本
格的に検討してきた。今年は日本と台湾の文化交流年。こうした背景を受け、国際親善
の意味から大相撲では初となる2年連続同じ国・地域での巡業を決定した。

 今年は6月にハワイ巡業が決定している。海外公演では04年に韓国と中国を訪問した
が、巡業では同じ年に2度の海外での開催は初となる。「海外でも大相撲の人気が高い
ことは国際貢献という意味でもうれしいことです」と大島巡業部長。台湾の南部に位置
する高雄は人口151万人で台北に次ぐ2番目の大都市。2年連続での巡業で台湾全土でさ
らなる大相撲フィーバーが吹き荒れそうだ。

◆海外公演と海外巡業 大相撲を海外で開催することで、目的は両国間の友好、親善、
 文化交流をはかる点など同じ。両者の違いは公演が相手国からの招待があって開催さ
 れるが、巡業は国内と同じように勧進元が主催し、利益が生じる点で大きく異なる。


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