交流協会台北事務所の沼田幹夫代表から感謝状を贈られたことをお伝えした。
これは、長年にわたり日本文化の紹介や普及活動を行い、対日理解の増進に大きく貢献した団体
を表彰するもので、今年から始めた新しい試みだ。
第1回となる感謝状は、台湾歌壇、華道池坊台湾支部、台湾太鼓協会の3団体に贈られた。それを
伝える中央通信社の記事を紹介したい。
ちなみに、李登輝元総統夫人の曾文恵さんは、台北女子高等学院に通っていたときに池坊の免状
を取得している。2007年、「奥の細道」探訪のため来日された李登輝元総統ご夫妻は秋田の国際教
養大学で華道の授業を見学。このとき李元総統が「この授業は何流ですか」と問うと、講師が「池
坊です」と答え、「うちの家内も池坊と、あと草月流だったね。免状も持っているんですよ」と紹
介されたことがある。
日本文化普及に尽力の台湾3団体に感謝状
【中央通信社:2014年12月12日】
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201412120001.aspx
(台北 12日 中央社)日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所は11日、台北市内で開催した
天皇陛下誕生日祝賀レセプションの中で、日本文化の普及や交流促進などに長年取り組んできた台
湾の3団体に対して感謝状を授与した。
この感謝状は長年に渡り日本文化の紹介や普及活動を行い、対日理解の増進に大きく貢献した団
体を表彰するもの。その授与が今年初めて行われた。
感謝状が贈られたのは、短歌団体の「台湾歌壇」、生け花の普及に努める「華道池坊台湾支
部」、青少年団体などが参加する和太鼓コンクールを毎年開催している「台湾太鼓協会」。
日本政府の今年春の叙勲で旭日双光章を受章した台湾歌壇の蔡焜燦代表(=写真右2)は、交流
協会台北事務所の沼田幹男代表(右1)から感謝状を渡されると深々と頭を下げて受け取った。
(齊藤啓介)