台湾の運転免許証が日本で使える! 早ければ2008年にも国際免許証を交付

警察庁は一昨日の12日、日本を訪れる台湾の観光客が台湾の免許証で車を運転できるよ
う道交法を改正する方針を決めた。

 これは台湾側の要請を受け、一昨年から北海道の高橋はるみ知事や経済界幹部らが台湾
人観光客に対する国際運転免許証の交付を管轄の国土交通省に要請していたもので、本年1
月15日、北海道を訪れていた北側一雄国土交通大臣(当時)と札幌で懇談した際にも直接
要請し、北側大臣もすでに警視庁と協議していることを明らかにしていた。

 これが実現すると、台湾側も、日本人が台湾を訪問した際も日本国内の免許証の使用を
可能となる措置を取ることになっているという。交流促進にはもってこいの措置で、これ
で日台の距離はさらに縮まる。関連記事を2本紹介したい。        (編集部)


台湾の免許でも日本で運転OK・警察庁、道交法改正へ
【12月13日 日経新聞】

 警察庁は12日、日本を訪れる台湾の観光客が台湾の免許証で車を運転できるよう道交法
を改正する方針を決めた。台湾側の要請を受けた措置で、台湾からの観光客が急増してい
る北海道も要望していた。日本人が台湾を訪問した際も国内の免許証の使用が可能になる
。次期通常国会に道交法改正案を提出、来年度内の実現を目指す。

 観光客など短期滞在の外国人が日本で車を運転できるのは、道路交通に関する「ジュネ
ーブ条約」に基づく国際免許証を所持しているか、その国・地域の免許制度が日本と同じ
レベルと認定された場合。台湾はジュネーブ条約に加盟しておらず、警察庁が昨年から台
湾の免許制度を調査していた。


国際運転免許証 台湾観光客にも 道交法、来年改正へ
【12月12日 北海道新聞Web版】

 政府は11日、日本で車の運転を認められていない台湾人に対して、早ければ2008年にも
国際運転免許証を交付し、運転を許可する方針を固めた。警察庁は来年の通常国会に道路
交通法の改正案を提出する方向で、近く正式発表される。

 国際運転免許証の交付には道路交通に関する国際条約(ジュネーブ条約)加盟が必要だ
が、台湾は加盟していない。台湾人観光客が多い北海道では、道、経済界が中心になり政
府に許可を要請。また警察庁の担当者も台湾の交通事情を調査するなど検討を重ねてきた。

 新千歳−台北間で定期便が運航されていることもあり、道内を訪れる台湾人観光客は年
々増加。05年度は約27万7千人が訪れ、外国人観光客の半数を超える。

 国土交通省は既に道内を旅行する外国人観光客にカーナビを使った観光情報を提供する
サービスの準備に着手。免許証の交付でレンタカーを利用した観光客の増加などに弾みが
つきそうだ。


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