台湾の国連専門機関参加、門前払い! 日米は支持!

台湾は国連加盟問題について、馬英九政権になって方向を転換、「国家名義」として
の加盟ではなく、専門機関へのオブザーバー参加をめざしていたが、それも中国の反対
で総会の議題にされなかった。
 しかし、アメリカと日本は専門機関へのオブザーバー参加を支持した。せめてもの救
いか。馬英九政権の次の一手は何か。日米といかに手を組むかが焦点となるだろう。
                                  (編集部)


専門機関への台湾オブザーバー参加、議題と認めず 国連・一般委員会
【9月18日 MSN産経ニュース】

 【台北=長谷川周人】国連総会の一般委員会は17日(米東部時間)、国連専門機関へ
の台湾のオブザーバー参加を求める提案を総会の議題として認めない決定を下した。“門
前払い”は今年で連続16回目となり、台湾外交部(外務省)は18日、「決定は遺憾」と
する声明を発表した。馬英九政権は今回、国連加盟ではなく、専門機関への参加を目指
す方針に転換し、中国に対して譲歩する形となったが、中国は一切妥協しなかった。

 5月に発足した馬政権は8月中旬、「中華民国の国連復帰」をめぐる問題で、陳水扁前
政権が「台湾」名義での国連新規加盟を目指したのに対し、「国家名義」での加盟申請
は当面、見送る方針を発表した。

 中国との間で外交関係を有する国を奪い合う“外交合戦”を停止し、台湾の「国際社
会における活動空間の拡大」を目指すのが、馬政権の基本政策。新方針では、国連加盟
は提示せず、「国連専門機関活動への有意義な参加を求めていく」とした。

 しかし中国の王光亜国連大使は8月下旬、専門機関への参加についても「『二つの中
国』を作り出すものだ」とし、抗議の書簡を潘基文国連事務総長に提出。「一つの中国」
という原則を理由に「(台湾に)専門機関への参加資格はない」と主張し、中国からの
妥協を期待した馬政権の思惑ははずれた。

 一方、米国在台協会(米国大使館に相当)は18日、台湾の国連専門機関への参加を基
本的に支持する方針を確認。日本の在台代表機関・交流協会も同様の立場を示した。

                    ◇

 【北京=時事】中国外務省の姜瑜報道官は18日の定例会見で、台湾が求めている国連
専門機関へのオブザーバー参加に関し、国連総会で審議すべきでないとの勧告を一般委
員会が決定したことについて、「多くの国連加盟国が『一つの中国』の原則堅持を改め
て体現したものだ」と評価、「両岸(中台)の中国人が協議で解決する問題だ」と強調
した。


●本誌の転載転送を歓迎
 台湾問題への認識を深め、本会などの活動をより多くの方々にご理解いただきたく、
 本誌の転載転送を歓迎します。また、本誌へのご意見・ご感想はバックナンバーの
 「このメルマガへのコメント」にお願いします。

 ■http://www.melma.com/backnumber_100557/

●日本李登輝友の会へのご入会−入会申し込みフォームをお使いください
 本会へのご入会申し込みフォームをホームページに設けています。これでお手軽にご
 入会申し込みができますのでご利用ください。

 ■ご入会申し込み http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

●本誌が届かなくなった方は【解除→再登録】の手続きを
 本誌がいつの間にか届かなくなっていたという方が少なくありません。通常は週に3
 回以上発行しています。購読を解除したわけでもないのに届かなくなったという場合
 は、いったん購読を解除し、それから再登録をお願いします。

1)解除手続き http://melma.com/contents/taikai/
  「メールマガジン日台共栄」のマガジンIDは「00100557」
2)メルマ!事務局から「メールマガジン解除完了のお知らせ」が届く。
3)本会ホームページのメールマガジン欄「購読お申し込み」から申し込む。
  ホームページ:http://www.ritouki.jp/
4)メルマ!事務局から本登録を完了させる「メールマガジン登録のご確認」が届く。
5)本登録。
6)メルマ!事務局から「メールマガジン登録完了のお知らせ」が届いて完了!


日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会
の活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬




投稿日

カテゴリー:

投稿者: