台湾『中秋節』の名物 馬政権で一変

【9月10日 東京新聞】

 【台北=栗田秀之】屋外で焼き肉パーティーをするのが名物になっている台湾の中秋
節(旧暦八月十五日)が、馬英九政権が誕生した今年、様変わりしようとしている。台
湾メディアは馬政権の重点施策である環境対策に呼応し、パーティー開催に協力してき
た自治体が消極姿勢に転じたためと伝えている。

 中秋節(今年は十四日)では、台湾各地で焼き肉パーティーが催され、自治体は公園
など場所を開放、道具も用意して実質的な主催者の立場だった。

 ところが今年、自治体は一転して市民に自粛を要望。台湾メディアは馬政権が進める
省エネ・二酸化炭素(CO2)排出抑制と関連して取り上げている。

 外交や経済政策面では批判にさらされることの多い馬政権。環境政策には賛同の声も
多いが、中秋節をめぐっては「一年に一度のことだから…」と市民から恨み節も出てい
る。



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