会議を開くという。
まず日台間の事務レベル会議を定期的に開催するため、国家公務員の渡航制限撤廃も
議題にして欲しいが、台湾駐日代表処の代表を決める方が先決か。日本政府はすでに次
期代表は「許世楷前代表のような人」と希望を表明している。
それにしても、対日関係を強化するというが、馬英九政権は対中・対米・対日のどこ
に基本スタンスを取ろうとしているのか未だに見えてこない。台湾を「敵性関係」と表
明する中国を第一とするなら、台湾が中国の餌食となるのは火を見るより明らかだ。
(編集部)
台湾、31日に対日会議−今後の関係強化を模索
【7月24日 北國新聞】
【台北23日共同】台湾の馬英九政権が今後の対日関係強化策を検討するため、初めての
会議を31日に開くことが23日までに分かった。総統府筋が明らかにした。馬総統は、政
権発足直後から対中関係改善に力を入れ、中台週末直行チャーター便などを実現。今後
は総統選で訴えてきた対日重視の具体化に本格的に着手する。
同筋によると、総統諮問機関、国家安全会議の蘇起秘書長が主宰し、主要閣僚らが出
席。2カ月に1回、定期的に開き、対日政策を協議。馬総統に提言する。同筋は「陳水
扁政権の対日政策は反中カードにすぎなかった。われわれは新たな台日関係づくりを模
索したい」と述べている。
同筋によると(1)松山空港(台北)と羽田空港を結ぶチャーター便就航(2)日台
間の懸念である漁業権交渉の早期実施(3)日本側に申し入れているワーキングホリデ
ー実施に向けた法整備−なども協議する。