前台湾大使・内田勝久氏が『大丈夫か、日台関係−「台湾大使」の本音録』を上梓

日台関係強化のため外務省に台湾課の新設を提案

 カナダ大使などを歴任後、「台湾大使」として3年間、交流協会台北事務所(実質的な
駐台日本大使館)に勤務した著者が、日本政府と台湾との間で感じた矛盾や悲哀、そして
喜びをまとめた。台湾のおかれた実態と現状を冷徹な大使の目を通して分析し、良好な日
台関係を発展永続させるため、日本はそして日本人は何をしなければならないかを示唆。
日台関係強化のため外務省に台湾課の新設を求める提案は傾聴に値する。
 内田氏には、昨年の機関誌『日台共栄』8月号(第8号)でインタビューし、「私の『台
湾体験』とこれからの日台関係」と題して掲載している。日台交流に関わる方にとっては
必読の内容満載でお奨めの一書。                    (編集部)

■内田勝久『大丈夫か、日台関係−「台湾大使」の本音録』
■産経新聞社
■四六判、300ページ
■定価 1,890円(税込)



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