内閣総理大臣 菅 義偉 閣下
謹啓 いよいよ梅雨明けも、そしてオリンピックも秒読みとなって繁忙を極めるなか、菅総理大臣におかれましては一瞬も息を抜けない日々であられることと拝察申し上げます。
7月8日の2回目のワクチン提供に大感激した記憶もまだ新しい中、本日3回目のワクチン97万回分を送って頂きましたことを心より御礼申し上げます。本当に有難うございました。一度ならず三度も御支援頂いたことにより、日本国からの誠意が真摯に伝わってきて、台湾には日本という家族のような強い味方があることを強く実感することができました。日本でもワクチンが不足している中でのご決断にお礼の言葉がみつかりません。衷心より深く感謝申し上げます。
恥ずかしながら、台湾国内には中国の手先となって、国民を分断させようと蠢いている勢力が存在しており、ワクチンのことでも蔡英文政権に揺さぶりをかけていました。そんな事情ですから、日本からの第一回ワクチン提供の折、蔡英文総統は「干天の慈雨」と謝意を表現しましたが、正に日本からのワクチンは保健衛生上の意味のみならず、政治的な意味においても大きな意味を持つ有難いサポートでした。
この度の令和3年版「防衛白書」では、長年私たちが願っていたように、「中国」と「台湾」が明確に別の項目に分けて書かれていました。台湾は中国の一部ではなく別の国家であり、本当に唯一無二の親日国家です。そのことを日本政府に分かって頂けるようになったことが何より嬉しく、今後ますます日台関係を充実させていけるよう私共も微力ながら努力して参りたいと思っています。
東京オリンピックの無観客開催の決断など、様々な難しい局面に立ち向かわざるを得ないお立場とご苦労は察して余りあるものであります。私ども全台連一同は、日本政府が運命共同体として台湾に深く関与し続けてくださいますことに改めて感謝申し上げますと共に、閣下のご労苦が実を結ばれることを心よりお祈り申し上げております。
謹白
2021年7月17日
全日本台湾連合会 会長 趙 中正 常務理事会・理事会一同
—————————————————————————————–
自民党外交部会部会長 台湾政策検討プロジェクトチーム座長佐藤 正久 先生
謹啓 いよいよ梅雨も明けて猛暑の中、オリンピックも始まり、外交・防衛のみならず多方面にご活躍の佐藤先生におかれましては一瞬も息を抜けない日々であられることと拝察申し上げます。
さて御礼を申し上げるのが遅くなりましたが、7月15日に台湾に対し3回目のワクチン97万回分を御供与下さいましたことに心より御礼申し上げます。7月8日の2回目のワクチン提供に大感激した記憶もまだ新しい中のことでしたので、感激もひとしおでした。
一度ならず三度も御支援頂いたことにより、日本国からの誠意が真摯に伝わってきて、台湾には日本という家族のような強い味方があることを強く実感することができました。日本でもワクチンが不足している中でのご決断にお礼の言葉がみつかりません。衷心より深く感謝申し上げます。
恥ずかしながら、台湾国内には中国の手先となって、国民を分断させようと蠢いている反日的な勢力が存在しており、ワクチンのことでも蔡英文政権に揺さぶりをかけていました。そんな状況ですので、日本からの第一回ワクチン提供の折、蔡英文総統は「干天の慈雨」と謝意を表現しましたが、正に日本からのワクチンの供与は保健衛生上の意味のみならず、政治的な意味においても大きな意味を持つ有難いサポートでした。
この度の令和3年版「防衛白書」では、長年私たちが願っていたように、「中国」と「台湾」が明確に別の項目に分けて書かれていました。台湾は中国の一部ではなく別の国家であり、本当に唯一無二の親日国家です。そのことを日本政府に分かって頂けるようになったことが何より嬉しく、今後ますます日台関係を充実させていけるよう私共も微力ながら努力して参りたいと思っています。
7月12日に開かれました「佐藤正久議員・昼食前懇談会」には私共全日本台湾連合会から7名が参加させて頂きました。まさに日本の外交・防衛・防災の第一線で尽力されている佐藤先生のお話を直に拝聴することができ感謝しております。懇談会では、台湾へのワクチン供与のことや謝長廷大使が雨の中、頭を下げて見送った様子についてもお話下さり、佐藤先生の台湾への温かい真心に触れ、感激致しました。
現在は外交・防衛・防災に加えて、東京オリンピックのテロ対策、コロナ感染対策など、多忙な日々を送られていらっしゃることと思います。先生のご労苦が実を結ばれることを心よりお祈り申し上げております。
謹白
2021年7月22日
全日本台湾連合会 会長 趙 中正 常務理事会・理事会一同
※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。
