退陣の菅義偉総理に全日本台湾連合会が感謝の手紙

内閣総理大臣 菅 義偉 閣下

謹啓 菊薫る好季節となりました。菅総理大臣におかれましては御多忙な日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。

 昨年9月16日、「国民の為に働く内閣」をモットーに菅内閣が発足して以来、新型コロナウイルス対策、デジタル改革、グリーン社会の実現、東京オリンピック・パラリンピックの開催など、重大な任務や政策を推進されてきた菅総理に心からの敬意を表します。

 中でも私共日本に在住する台湾人が特に感謝の意を申し上げたいのは5回に渡るアストラゼネカ製ワクチン約400万回分を台湾に御供与下さいましたことです。この御恩を私たちは決して忘れません。

 又、今年4月16日に行われた日米首脳会議に於いてバイデン大統領との共同記者会見では、初めて「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と明言して下さいました。令和3年版「防衛白書」では「台湾」を「中国」とは別の項目で取り扱って頂きました。

 本当に日本は台湾と苦楽を共にする兄弟でありそれ以上に家族であると感じることができ、感動致しました。

 菅総理の時代に、日台関係が進展し、より深い絆で結ばれましたことを心から感謝申し上げます。本当に有難うございました。

 今後、総理の座を退かれますが、これからも私共全日本台湾連合会は微力ながら応援させていただきます。日台共栄のためにできることがありましたら、何なりとお申し付け下さい。そして、新型コロナウイルス感染が収束した暁には是非一度台湾を訪れてくださいませ。

 閣下のますますの御健勝と御活躍のほどを全日本台湾連合会一同お祈り申しあげております。     謹白

  2021年10月3日

                                 全日本台湾連合会                                 会長 趙 中正                                 常務理事会・理事会一同

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