中国からのマスク寄贈は取り上げても台湾からの寄贈は取り上げないNHK

5月20日、台湾から大阪府と兵庫県に各10万枚のマスクが届けられた。そのニュースを
本誌でも紹介した(5月21日発行の第1043号と22日発行の第1044号)。台湾からは今後、
両府県に各100万枚、計200万枚ものマスクが贈られるという。

 この心温まるニュースは朝日新聞、産経新聞、スポーツニッポン、神戸新聞などが取り
上げた。ただし、NHKが取り上げたかどうかは寡聞にして知らない。ところが、本誌読
者の指摘により分かったことだが、NHKは5月27日、中国の上海市からマスク5万枚が大
阪市と大阪府に届けられたことをニュースとして取り上げていた(下記参照)。

 台湾からの200万枚もの寄贈は報道せず、中国からの5万枚の寄贈は報道する。これはま
たしてもNHKの公共放送としての姿勢が問われる、一方的な取り扱いだ。自ら「新放送
ガイドライン」で定めている「公平・公正」を犯す取り上げ方で、極めて問題だ。

 ちなみに、本会ホームページでも写真入りで紹介しているが、5月23日、本会事務局の
冨澤賢公次長の子息の結婚式に台湾から駆け付けた黄木壽さんご夫妻から、大阪と兵庫へ
の寄贈マスクと同じものを本会事務局に寄贈いただいている。李登輝元総統が提唱する、
日台間の「心と心の絆」は個人の間でも健在だ。             (編集部)

■「大地震の時のお礼にマスク」台湾から兵庫・大阪へ(メルマガ第1043号)
 http://www.melma.com/backnumber_100557_4485341/

■台湾から大阪と兵庫に各100万枚の「マスクの恩返し」(メルマガ第1044号)
 http://www.melma.com/backnumber_100557_4486616/

■日本李登輝友の会ホームページ 台湾から「マスクの恩返し」
 http://www.ritouki.jp/


大阪 上海からマスク到着
【5月27日 NHKニュース】
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013254751000.html

 新型インフルエンザの感染予防に役立ててもらおうと、27日、中国の上海市からマスク
5万枚が大阪市と大阪府に届けられました。大阪市では「発熱外来」を開設している市内
の医療機関などに希望を募ってマスクを配布したいとしています。

 これは、大阪市や大阪府と友好都市の関係にある上海市が今月23日に送ったもので、27
日午前、マスク5万枚が大阪市役所に到着しました。職員たちは手分けをしてマスクの入
った段ボール箱を台車に乗せ、大阪市と大阪府の分、2万5000枚ずつに仕分けて受け取り
ました。マスクとあわせて上海市の幹部から「新型インフルエンザに打ち勝つことと、患
者の方々が1日も早く回復することをお祈りします」などとするお見舞いの文書も届けら
れました。大阪市では、「発熱外来」を開設している市内の医療機関などに希望を募って
マスクを配布したいとしています。大阪市は、去年5月に起きた四川大地震の際に、見舞
い金や飲料水などの救援物資を中国へ送っています。大阪市政策企画室の橋本寛樹都市外
交部長は「このような形で両都市の関係が深まるのはたいへんありがたい。まだ予断を許
さない状況が続いているので、マスクは有効に活用したい」と話しています。



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