ボルトン元米大統領補佐官が世界台湾人大会やFAPAの招きを受けて訪台

 沖縄の米軍の台湾への一部移転や米政府による台湾の国家承認などを主張してきた米国の国連大使やトランプ政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官をつとめたジョン・ボルトン氏が4月26日、台湾を訪問した。

 これは、台湾独立建国聯盟や台湾基督長老教会、台湾教授協会などで構成する「世界台湾人大会(WTC:World Taiwanese Congress)」や1980年代初頭に蔡同栄、彭明敏、陳唐山、羅福全など台湾独立をめざすメンバーにより米国で設立された「台湾人公共事務会(FAPA:Formosan Association for Public Affairs」に招かれたもので、4月29日と5月1日に講演するという。

—————————————————————————————–ボルトン元米大統領補佐官が台湾入り 独立派団体のイベントに出席へ【中央通信社:2023年4月26日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202304260007

(桃園空港中央社)ボルトン元米大統領補佐官が26日午後、桃園国際空港に到着した。空港では報道陣に手を振って「ハロー」とあいさつしたが、談話は発表しなかった。

 独立派団体「世界台湾人大会(WTC)」や「台湾人公共事務会(FAPA)」の招きを受けての訪台で来月2日まで滞在する予定。同1日に開かれるFAPAの40周年祝賀大会では、蔡英文(さいえいぶん)総統や頼清徳(らいせいとく)副総統らと同席するという。

 米政府による台湾の国家承認や米艦の南部・高雄寄港などを訴えるボルトン氏。外交部(外務省)は25日、「長期にわたり台湾を支持してきた友人」だとして「心からの歓迎」を表明した。

(呉睿騏/編集:羅友辰)

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