大阪・八尾市 根屋雅光
この御本は4月3日発売とお聞きしていた。7日に大阪で開催された「日台のつどい」
に著者の片倉氏が講師としてお越しになり、台湾での実体験に基づく著作作成の裏話など
を楽しく聞かせていただいた。
小生はもとより、大半の聴衆者の方々は、初めてのお方も、再度・何度もと言うお方も
訪台したいお気持ちにさせていただきました。このような気持ちにさせていただいただけ
でも、片倉氏のお話をお聞きした価値があったと言えます。
当日、片倉氏のサイン販売もありましたので、早速、上記の新本を買い求めました。
本をアトランダムに開けて大きく匂いを嗅ぐのが大好きなのです。紙の匂い・インクの
匂い。本好きの人間には堪らない香りです。
買い求めてからは、多忙の中一気に読み終えました。そしてまず感じたこと、それは「
やはり台湾が好きなんだ。早く訪台したい。この本を持って」
私は台北しか知らない。他は写真と話でしか知らない。でも、現地を訪ねて取材された
ことが生き生きと書かれている。初めての訪問でも、欠かしては勿体ない処を丁寧に教え
てくれている。写真もあるので、お一人の旅行でも安心して目的地を探し訪ね歩くことが
できる。
台湾高鉄が出来たので、台南の旅はすごく便利で身近な訪問先となった。日帰りも可能
とあったが、やはり台南で一泊してじっくりと回りたい。
もう一つ、読ませていただいて感じたことは、日本時代の建築物が、国民党政府により
幾つか破壊されたと聞いていたが、まだ多くの建築物が当時の面影を残しながらも、今も
利用され、また史跡として残されている姿に触れ、改めて日本が成して来たこと、それを
今も保存しながら大切に活用してくださっている台湾人への熱き思いを感じたのです。
是非多くの台湾大好き人、台湾に興味ある人、これから大好き人になる可能性のある
お方、この本を片手に台湾の地を歩かれんことを希望します。
■書名 台湾新幹線で行く台南・高雄の旅
■著者 片倉佳史
■版元 まどか出版 http://www.madokabooks.com/
■発行 平成19年3月31日
■体裁 A5判変型、並製、176頁
■定価 1,575円(税込)
*片倉佳史氏のブログやプロフィールなどは下記から。
台湾特捜百貨店http://katakura.net/
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