だったときに体験した中国人犯罪者の実態を暴き、中国や中国人に警戒せよと説いてい
る。
坂東氏はこれまで『いつまでも中国人に騙される日本人』(KKベストセラーズ、2008
年)、『日本が中国の自治区になる』(産経新聞出版、2010年)、『中国が世界に知られ
たくない不都合な真実』(青春出版社、2010年)、『日本は中国人の国になる』(徳間書
店、2012年)を出版してきている。
この『新・通訳捜査官』(経済界)は2008年に経済界から出版した『通訳捜査官』のリ
ニューアル本だが、ますます筆は冴えてきた。この一書は一気に読め、なぜ中国人が日本
に来たがるか、なぜ中国人が反省しようとしないのかよく分かる。いや、反省できない
「国民性」がよく分かる。
中国人犯罪者は「俺は強盗しかしたことのないまじめな人間だ! それに引き換えお前
たちは南京で何をしたのか、考えてみろ!」と「逆ギレ」するという。このような、通訳
現場であらわになった中国人の「本性」をあますところなく伝えている。
台湾との比較もしていて、たまに万引きで捕まったり、ケンカで署に連れて来られた台
湾人は「俺は台湾人だ。俺たちの国は中華民国ではない」という人も多いそうで、「逮捕
されても悪態をつくようなことは少なく、紳士的な人が多かった」と述べている。
そして、現在の在日中国人のテーマは「如何にして日本に滞在し続けるか」になってい
るとも指摘する。確実に迫りつつある「中国危機」を乗り越えるため、この中国人の実態
を日本人は知る必要がある。
坂東忠信(ばんどう・ただのぶ)
宮城県出身。警視庁巡査を拝命後、交番機動隊勤務を経て、通訳捜査官・刑事として捜査
活動に従事。勤続18年で退職。現在は外国人犯罪対策講師、外国人雇用防犯コンサルタン
トとして活躍している。(本書より)
・書 名:『新・通訳捜査官−実録 北京語刑事VS.中国人犯罪者8年闘争』
・著 者:坂東 忠信
・体 裁:親書判、並製、228ページ
・版 元:経済界
・定 価:840円(税込)
・発売日:2012年5月25日
http://www.keizaikai.co.jp/book/detail/9784766720303.html