力覚書の締結という嬉しいニュースをご紹介しましたが、今度は姉妹都市の提携というまたまた嬉
しいニュースです。
群馬県桐生市(亀山豊文市長)が本日(10月22日)、台湾の雲林県(李進勇県長)と「友好連携
に関する覚書」を締結するそうです。心から祝意を表するとともに、それを伝える毎日新聞の記事
を下記に紹介します。
亀山市長一行は昨日、雲林県の李進勇県長を訪問していて、その様子を雲林県が写真とともに
ホームページで伝えています。
ちなみに、雲林県の李進勇県長は、昨年11月末の統一地方選挙で中国国民党の候補に約6万票差
をつけて当選した民進党所属の県長です。
◆日本群馬縣桐生市與本縣郷鎮市簽署合作備忘?【雲林縣政府新聞參考資料104.10.21】
http://www.yunlin.gov.tw/News/detail.asp?id=201510210005
これで、本会の調査によれば日台間の姉妹都市や友好交流都市などの自治体同士の提携は、今年
9月の北海道大樹町と高雄市大樹区に続く38件目となります。
それにしても群馬県は台湾との交流が盛んで台湾との都市間提携は5件にのぼり、日本の自治体
として台湾との提携がもっとも多い県です。その5件を年代順に示しますと下記のようになりま
す。桐生市と雲林県の提携で6件目となります。
・2012年12月17日 群馬県と彰化県が友好協力協定を締結。
・2012年12月18日 群馬県と台中市が友好協力協定を締結。
・2013年03月04日 群馬県と高雄市が友好協力協定を締結。
・2013年12月13日 群馬県みなかみ町が台南市と友好都市協定を締結。
・2014年11月07日 群馬県渋川市が彰化県社頭郷と友好交流協定を締結。
なお、これまでの日台間の姉妹都市一覧は、本会ホームページ「日台姉妹交流」で紹介していま
す。東日本大震災の翌年の2012年以降、急速に増えていることが特徴です。
◆日台姉妹交流
http://www.ritouki.jp/index.php/activity/sister-city/
桐生市:台湾・雲林県と友好連携 繊維産業が縁
【毎日新聞:2015年10月21日】
桐生市は22日、台湾の雲林県と「友好連携に関する覚書」を締結する。人口約70万人の雲林県は
台湾中部に位置し、桐生市と同じように繊維産業と農業が基幹産業。繊維産業が結ぶ縁で、県政府
所在地の斗六市など県内自治体との友好・提携を深める。
亀山豊文市長は21日に台湾入りし、台北市で開催中の国際見本市「テキスタイルフェア(台北紡
織展)」を訪れ、市内繊維業のトップセールスに取り組む。翌22日に雲林県を訪問し、覚書を交わ
す予定。19日の定例記者会見で亀山市長は「東アジアの経済の活力を取り入れたい」と語った。
群馬大がすでに台湾の国立虎尾科技大と協定を結んでおり、その縁で今年2月に雲林県の各首長
らが桐生市を訪れ、提携への機運が高まっていた。市によると、雲林県の繊維産業はタオル生地が
主力で、愛媛県今治市と提携しているという。【阿相久志】