日台間では近年、姉妹都市などの自治体同士の提携をはじめ、鉄道提携、学校間の姉妹提携、銀
行間の提携などが取りまとめられ、網の目のように広がっている。大学間の学術協定もその一つ
だ。
行間の提携などが取りまとめられ、網の目のように広がっている。大学間の学術協定もその一つ
だ。
先般7月8日、琉球大学理学部と中国文化大学の自然科学部が部局間交流協定を締結した。
ちなみに、最近の大学間の学術交流協定は、日本映画大学と国立台北芸術大学(2013年11月1
日)、福井県立大学と国立台中科技大学(2013年11月7日)、台湾大学・日本研究センターと名古
屋大学(2014年2月22日)、北海道大学と国立金門大学(2015年3月12日)、広島大学と国立金門大
学(2015年3月13日)、中京大学と嘉義大学(2015年12月14日)などの間で結ばれている。
今回は大学の学部同士という新しい交流協定だ。心から祝意を表するとともに、下記に日本経済
新聞の記事を紹介したい。
琉球大理学部、台湾の大学と交流協定 教員・学生を相互派遣
【日本経済新聞:2016年7月8日】
琉球大学理学部は8日、台北にある総合大学、中国文化大学の自然科学部と部局間交流協定を結
んだ。両学部は4年前から生物学の分野で学生の合同実習や教員の相互交流を続けてきたが、協定
締結を機に地学系にも広げる。将来的な研究テーマとして生物多様性、海洋調査、地震、台風など
も挙がっている。
中国文化大自然科学部は野外活動による教育・研究を重視しており、その点で琉球大理学部と共
通するという。琉球大の山崎秀雄理学部長は「学生や教員の相互派遣を増やし、国際性を持った人
材を育成していきたい」としている。