触れからして台湾との関係も密接なように思われるが、報道によれば、これまで県議会に
は中国、北朝鮮、韓国との友好議連があるだけで台湾と交流する議連はなかったという。
ところが、このほど県議47名のうち共産党(2名)を除く45名が参加する超党派の「日台
友好促進山口県議会議員連盟」が初めて設立された。10月4日のことだ。下記に、それを伝
える「中國新聞」の記事をご紹介したい。
県議会によれば、山口県では7月に「やまぐち産業戦略推進計画」が策定、今後は台湾を
はじめとするアジア向けに農林水産物の輸出拡大や国際観光を推進しようということで、
「この機会をとらえ、日台両国の友好をさらに促進し、親善を図ることを目的」として、
今期定例会最終日に「日台友好促進山口県議会議員連盟」が設立されたとのこと。
議連の会長には、6期目をつとめる議長の柳居俊学(やない・しゅんがく)議員が就任。
45名の内訳は、自民党:23名、自民党新生会:8名、民主・連合の会:5名、公明党:5名、
社民党:1名、新政クラブ:1名、会派とことん:1名、草の根:1名。
山口県内には、本会の賛助(法人)会員だったこともある台湾との民間交流を推進する
「NPO法人山口県日台文化経済交流会」(圖司敏汎理事長)もあり、台湾との姉妹都市
提携などを進めている。また、今年になって本会の山口県支部設立準備委員会(渡辺裕一
委員長)も設立されている。
安倍総理のお膝元にようやく設立された「日台友好促進山口県議会議員連盟」を心から
祝福するとともに、これまで先行して台湾との交流を進めてきた民間との提携も併せて推
進し、山口県と台湾との交流がいっそう密になるよう期待したい。
◆議連についての問い合わせ:山口県議会事務局
TEL:083-933-4110 FAX:083-933-4129
E-mail:a30000@pref.yamaguchi.lg.jp
台湾交流へ山口県議が連盟
【中國新聞:2013年10月6日】
山口県議会の8会派は4日、台湾との交流を促進する超党派の議員連盟をつくり、議会棟
で設立総会を開いた。県議でつくる海外との交流目的の議連は中国、北朝鮮、韓国に続い
て4番目となる。
県が農産物の輸出拡大や観光客誘致で台湾との交流に力を入れており、県議会も友好促
進に取り組むことにした。県議47人のうち共産党の2人を除く45人が参加。会長に柳居俊学
議長が就いた。
会費は県議1人当たり月千円で、現地への訪問団派遣などを検討する。県議会事務局によ
ると、台湾と交流する同様の議連は山口のほか、広島、島根、鳥取など21府県にある。