いささかご紹介が遅れたが、去る12月7日、日本の共同通信社と台湾の国営通信社、中央
通信社が日台初となるメディア同士の「ニュース協力覚書」に調印した。
通信社が日台初となるメディア同士の「ニュース協力覚書」に調印した。
「両社は今後、各言語でのニュース交換のほか、写真やムービーなどあらゆるニュース
コンテンツで協力を進めることを確認」(中央通信社)したという。
中央社と共同通信社、台日メディア交流強化で一致
【中央通信社:2012年12月7日】
(台北 7日 中央社)財団法人中央通訊社の樊祥麟社長と一般社団法人共同通信社(東京
都港区)の石川聡社長は7日午前、台北市内の中央社本社で、ニュース協力覚書に調印し、
双方は今後の相互交流強化で一致した。
樊社長は挨拶の中で、台日間では政治・経済・文化面での交流が盛んだが、これまでメ
ディア同士の交流が不足していたことを指摘、昨年3月の東日本大震災発生以来も台日関係
が日増しに強化されていることを実感し、同7月、台湾メディアとして最初で唯一の本格的
日本語ニュースサイトを開設したと述べた。
その上で、両社の提携拡大により、台湾と日本のメディア同士によるニュース配信等の
交流不足を補い、今後も台日の相互理解の促進や互恵、交流関係の強化に努めたい意向を
示した。
一方、石川社長は昨年の大震災の際、台湾からは200億円近くの義援金寄付のみならず、
多くの台湾人が訪日するなど、日本に対する大きな援助の手が差し伸べられたとし、日台
関係がさらに良好に発展するよう、共同通信社としても日台間の架け橋としての役割を果
たし、また、中央通訊社との提携を通じてアジア太平洋地域の平和と安定に貢献したいと
の考えを示した。