2月17日、静岡県は台北市、新北市、台南市、桃園県、嘉義県、基隆市と「防災に関する相互応
援協定」を締結した。
静岡県はすでに昨年の8月26日、台北市内のホテルで「防災会議」を開催し、台北市、新北市、
台南市、桃園県、嘉義県の5市県と「防災分野における覚書」を交わしており、今回、新たに基隆
市を入れて6つの県・市との締結に至った。
静岡県(はこれまでも台湾との交流に熱心に取り組んでいる。観光を中心に野球、マラソン、自
転車、ペタンク競技などのスポーツ交流や青少年交流など、多様な事業が進めてきている。昨年3
月21日には川勝平太・静岡県知事自ら教育をテーマに訪台、教育部(文部科学省に相当)の黄碧
端・政務次長と意見交換している。
また、4月22日には、県の駐在員事務所として「ふじのくに静岡県台湾事務所」を開設してい
る。これか県自治体として日本初のことだ。
このような静岡県の積極的な台湾との連携活動を高く評価し、心から祝意を表したい。
台湾6県市、静岡県と防災関連の相互応援協定締結
【中央通信社:2014年2月17日】
(台北 17日 中央社)台北市や桃園県など6県市が17日、静岡県と防災に関する相互応援協定を
締結した。消防署では情報交換や交流の推進を通じて、自主防災組織を養成し住民の防災意識を高
めたいとしている。
今回静岡県と協定を結んだのは、台北市、新北市、台南市、桃園県、基隆市、嘉義県。消防署に
よると、静岡県は東日本大震災での経験を活かし、東海地震の発生に備えるため、地震や津波の対
応や減災に取り組んでいるほか、緊急輸送道路や通信施設、防災拠点の整備、老朽化した住宅の建
て替えなどを積極的に行っているという。
静岡県からは中谷多加二県議会議長や危機管理部の担当者などが訪台。連絡窓口の設置や平時の
業務提携、災害時の相互サポートおよび被災後の復興・再建支援などを含んだ相互応援協定で双方
の交流の強化と拡大が図られる。
(黄意涵/編集:齊藤啓介)
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