協力覚書を結んだ。「台湾週報」が伝えている。
一週間前の8月10日には、熊本県八代港と台湾港務基隆支社が双方の業務交流、情報交換と物流
協力を強化するため友好交流の覚書を結んだばかりだ。心から祝意を表したい。
ちなみに、日台の海運界が協力関係を結ぶのはこの日本海事協会と台湾港務で3件目。すべて今
年に入ってからの締結だ。
1)2015年04月21日、那覇港管理組合と台湾港務がパートナーシップ港合意書を締結
2)2015年08月10日、熊本県八代港と台湾港務基隆支社が友好交流の覚書を締結
3)2015年08月17日、日本海事協会と台湾港務が協力覚書を締結
台湾港務と日本海事協会が協力の覚書締結
【台湾週報:2015年8月20日】
台湾港務股份有限公司(以下、台湾港務)は港湾の国際化交流促進のため、8月17日、一般財団
法人日本海事協会(以下、ClassNK)と高雄市内のホテルで協力覚書(MOU)に調印した。
この度の調印について、台湾港務の李泰興・総経理(社長)は、「世界の海運界におけるClass
NKの重要な影響力を通して、共に協力し台湾海運業における人材育成と研究発展に力を入れ、そ
れにより台湾の海運の世界的な競争力を高めていきたい」との考えを示した。ClassNKの富士原
康一・副会長も、「双方の協力により台湾海運界のために、刷新的な貢献をもたらすものと確信し
ている」と述べた。
台湾港務は、同社が世界で卓越した港湾・埠頭経営グループとなる基礎は優秀な人材であると考
えており、人材育成についてきわめて力を入れている。今年3月12日に設立した同社の「海運発展
学院」が、社内教育訓練の実施および研究開発システムを担当しており、今後は台湾の海運業のた
めに関連サービスも提供できるよう期待している。
【交通部 2015年8月17日】