への選択』1月号の平松・古澤対談」と題して、日本政策研究センター(伊藤哲夫所長)
が発行する月刊「明日への選択」に掲載された、平松茂雄氏と古澤忠彦氏の対談を紹介
した(1月5日発行、第677号)。
この対談がブックレットとなって発売されたので、改めてこの対談を読み直してみた。
やはり背筋が凍る思いは変わらない。中国がアメリカに「太平洋分割管理」を提案して
いたことを知るにつけ、その思いはさらに深くなった。
本誌でこの対談を紹介した際、次のように書いた。
「平松氏はこれまでも口を酸っぱくして、中国の狙いが台湾併合にあることを説いてき
ているが、ここで改めて日本にとって『台湾が中国の手に落ちることは死活問題』だと
力説する。台湾は日本のシーレーンの重要な場所に位置する『生命線』であり、『台湾
問題は日本にとっても生死に直結する問題であることを強く認識しなければならない』
と警鐘を鳴らす。中国の狙いは『台湾問題の解決と日米安保体制の解消』にあるので、
台湾に潜水艦を売る国がないのだとすれば、日本が売ればよいとも提案している」
日台関係に携わる人々にとって、日本にとって台湾の重要性を知り、中国の戦略・戦
術を知る上で必読のブックレットだ。
惜しむらくは、このブックレットは書店で販売していない。日本政策研究センターの
オンラインショップに申し込まれたい。 (編集部)
■平松茂雄・古澤忠彦『これではダメだ!日本の海洋戦略』
http://www.seisaku-center.net/modules/shop/index.php?
main_page=product_info&products_id=75
*書店ではお求めになれません。
■著者 平松茂雄・古澤忠彦
■書名 これではダメだ!日本の海洋戦略─中国の海洋覇権と戦略なき日本
■版元 日本政策研究センター http://www.seisaku-center.net/
■体裁 A5判、64頁
■発売 平成20年4月1日
■定価 525円(税込)
【主な内容】
Stage1 このままでは東シナ海は「中国の海」になる
「中国のものは中国のもの、日本のものも中国のもの」 既成事実化が進んで
いる
Stage2 「力の後盾」なくして日本の海は守れない
海洋基本法はできたが…… 安全水域法のお寒い現実 現行法では何も でき
ない自衛隊 「領域警備」の法整備を
Stage3 意志も戦略もない国家でよいのか
国家意志がなければ脅威は見えない 国家戦略のない日本 「まずアメリカあ
りき」は危険 自衛隊は楽勝か?
Stage4 台湾問題が日本の生死を決する
狙いは台湾にあり 中国がシーレーンを押さえれば…… 南西諸島は必 ず巻
き込まれる 南西防衛重視に転換せよ 求められる日本の覚悟
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