暮も押し詰まった昨12月27日午後1時30分から新宿駅西口において、第3回目となる外登
証正名の街頭署名を日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、メールマガジン「台湾の声」
の三者合同で行いました。
西口の出口正面では、年末恒例となっている救世軍の「社会鍋」が出ているため、少し
離れたところに陣取り、署名活動用の「許さない! 法務省入国管理局の横暴! 在日台
湾人に『中国』国籍を押し付けるな!! 台湾正名運動」と大書した横断幕や「台湾は中国
じゃない! 台湾正名運動」の幟(のぼり)、日本李登輝友の会などの会旗を準備。
この準備している間に、妙齢の女性が「署名をさせて下さい」と自分から近づいてきて
署名していただいた。こういう方に出会うと勇気百倍。これは幸先がいいと、いささか風
は吹いていたものの陽射しが暖かい中、先頭を切って永山英樹・台湾研究フォーラム会長
が新宿駅頭を過ぎ行く人々に署名への協力を呼びかけはじめて第3回目の署名活動は始ま
りました。それとともに、李登輝学校日本校友会メンバーや台湾研究フォーラムなど約10
名の有志がチラシを配布。
しかし、年の瀬ということもあるのか、駅頭を足早に通り過ぎ、それも両手をポケット
に入れ、あるいは携帯電話と荷物を両手に持っている人などが少なくなく、チラシを受け
取ってくれる人は決して多いとはいえない。
それでも足を止め、私どもの訴えに耳を傾け、それから「これは当り前でしょ」「そん
なことになっているんですか」と署名にご協力いただく方も出はじめる。中には、「この
前はよくわかんなかったけど」と言って署名した方もいました。
嬉しかったのは、雲林県の県議会議員だという方が東京に住んでいるという叔母さんと
一緒に署名し、「頑張って」と声を掛けてくれたことでした。それを知ったメンバーが
「加油!台湾」「多謝」と台湾語で応える一幕も。
また、この日は台湾の中天テレビが女性レポーターと一緒に取材に現れ、署名活動の様
子を写しつつ、柚原正敬事務局長などにインタビュー。
さすがに冬の日は陽が落ちると一気に気温が下がりはじめ、風の冷たさがいや増したよ
うに感じられ、予定の4時過ぎにこの日の署名活動を終えました。
後始末も終わって帰ろうとしている時でした。まだ幼さが残る若い女性が「もう署名は
終わりですか」と笑顔で声を掛けてきました。聞けば、署名を手伝いたいという台湾から
留学している学生でした。これにはメンバーも感激。早速、1月2日に靖国神社前で行うこ
となどを伝えるとともに、チラシや署名用紙を差し上げました。
終りよければ全て良し、心温まり、勇気がわいてくる最後の一幕でした。こういう若い
世代がいる限り、台湾の将来には希望があると思った次第です。
(日本李登輝友の会・台湾正名推進本部)