http://mainichi.jp/photo/archive/news/2009/08/21/20090822k0000m030043000c.html
【台北・大谷麻由美】台湾中南部で起きた大雨による水害から22日で2週間となる。被
害は山間部の先住民族の村に集中。住民の多くは避難し、今後は村の移転や仮設住宅の建
設が焦点となるが、一方で陸の孤島と化した被災地には、今なお先住民族ら約2万6000人
が残っている。「山が私たちの家。生活の糧はこの土地にある。山を下りたら民族は滅び
る」。先住民族たちは毎日新聞の電話取材に対し、故郷を離れない意思を訴える。
高雄県茂林郷多納村のルカイ族、柯阿香さん(65)は「山を下りても生活を立て直すに
は時間も金もかかる。平地でどうやって生きていけばよいのか分からない」と避難しない
理由を語った。山では道路も橋も寸断し、停電が続く。ヘリコプターから空中投下される
支援物資で食いつないでいるが、被災地での困難より平地での生活への不安の方が勝る。
観光名所の嘉義県阿里山郷新美村も外部と断絶したままだ。ツオウ族の汪安森村長(50)
は「平地には我々の居場所がない」として、約300人の村人と共に村に残る。ヘリで物資
運搬が続くことに「無駄遣いだ」との批判も出ているが、気にはしていない。
先住民族は台湾の人口2300万人の2%弱。台湾の総面積の7割を占める山間部で、昔から
漁業や狩猟で生計を立ててきた。17世紀以降は、大陸から移住してきた漢族の統治下に置
かれた。言葉、文化、生活習慣の違いによる両者の隔絶は大きく、収入や教育にも格差が
残る。
高雄県桃源郷梅蘭村のブヌン族、謝張梅さん(50)はヘリで避難する時、上空から見渡
して初めて被害の大きさを知り「もう戻れないかもしれない」と思った。
しかし、政府が平地に移転先をあっせんしても移住はしたくないという。山には以前か
ら政府が先住民の立ち入りを禁じてきた管理区域があり、水害時にはそこで難を逃れた。
謝さんは「私たちの財産はすべて山の中にある。移住ではなく、私たちの祖先が暮らして
いた安全な土地を返してほしい」と訴える。
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