奈良県内にある関西中央高等学校(以下、高校)の教師および生徒80名あまりは修学
旅行で台湾を訪れ、11月26日に苗栗県にある「私立建台高級中学(以下、高校)」を訪問
し、両校の生徒たちによる交流が行われた。
建台高校では、遠来の客を歓迎するために、昼食の時間を「元宝初体験」の活動と題し
て計画し、事前に餃子の具と皮を用意し、日本からの高校生たちに水餃子を包む体験を
し、その場で調理し味わってもらうようにした。そのほか様々な客家料理も用意し、双方
の生徒たちは飲食文化を通して、にぎやかな熱気のこもった交流を行い、英語や身振り手
振りなどボディーランゲージも交え、意思疎通を図った。
建台高校の温宗鎮・学務主任は、「台湾の政府が近年大いに推進している高校生による
国際教育旅行に賛同し、2012年4月に当校の教師と生徒約40名が日本を訪問した。訪日期間
中、関西中央高校を訪問したことから、今回はその時の訪問先だった高校が台湾を訪問し
たものであり、当校では歓迎式を準備し、生徒たちが1対1で接待にあたり、関西中央高
校の皆さんを食事に招待した」と説明した。
さらに、「教育交流は、生徒たちが国際的視野を広める上でプラスとなり、外国の生徒
の学習状況や学習態度などについても知ることができる。当校の生徒たちは日本訪問から
帰国後、最も印象深かったと感じたことは、日本の生徒は『礼儀正しく、規律を守り、校
内も清潔さを保っていた』ということだった。今回の交流活動を通して、外国の生徒の皆
さんが、台湾の文化に対して良い印象を残すことができるよう願っている」と期待の意を
示した。
「関西中央高等学校」ウェブサイト(建台高校訪問のページ)
http://www.kch.ed.jp/posts/news_topics/school_life/post_3649/