「聖火応援隊」やっぱり動員 中国当局が旅費負担

【4月29日 朝日新聞】

 【北京=峯村健司】北京五輪の聖火リレーへの妨害を防ぐため、各地の中国大使館側
が旅費を負担するなどして、現地の中国人留学生らを大量動員していたことが関係者の
話でわかった。「人間の壁」による妨害対策を指示するなど、対処マニュアルも作成。
各地で赤い中国国旗を振っていた「聖火応援隊」は、やはり当局主導だった。

 長野市を走った26日の聖火リレーでは、約5千人の中国人留学生らが日本各地から集
まった。東京から参加した複数の留学生によると、前日から夜行バスで向かい、1人2
千円の交通費を負担したが、残りの費用は、すべて大使館側が負担してくれたという。

 配られたマニュアルでは、(1)聖火が引き継がれる地点にそれぞれ20人ずつ集まっ
て「人間の壁」をつくり妨害者の進入を防ぐ(2)自分たち以外の大人数の団体を見つ
けたら責任者に報告する(3)不審な物を発見したらすぐに新聞紙や服で包んで排除す
る、などと書かれている。

 さらに「体を張って妨害を食い止めてもいいが暴力を振るってはいけない」「大声を
出してもいいが、相手を侮辱するような言葉は使わない」など、法律やルールを守るよ
う呼びかけ、現場でも注意されたという。中国のイメージが損なわれないよう配慮して
いることがうかがえる。

 関係者によると、パリやロンドンで聖火妨害が相次いだため、各大使館が中国人留学
生や華僑を動員し、聖火を防衛することを決めたという。オーストラリアのキャンベラ
では1万人以上が、アルゼンチンのブエノスアイレスでも数千人の留学生らが動員され
た。リレーが通過しなかったカナダやニュージーランドなど15カ所でも、現地中国人
による大規模な「北京五輪支持集会」が開かれている。

 24日にあった中国外務省の定例会見で、「中国大使館が費用を負担して現地の中国人
を動員しているのか」という記者からの質問に対し、姜瑜副報道局長は「そのような質
問をして、どんな意味があるのか」と明言を避けた。


●ご意見箱への投稿をどうぞ
 岐路に立つ日台関係。ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

 ■ご意見箱 info@ritouki.jp

●本誌の転載転送を歓迎
 本会活動をより多くの方々にご理解いただきたく、転載転送をお願いします。その際、
 本誌からの転載転送である旨を記していただければ幸いです。

●日本李登輝友の会へのご入会─入会申し込みフォームをお使いください
 本会へのご入会申し込みフォームをホームページに設けています。これでお手軽にご
 入会申し込みができますのでご利用ください。

 ■入会申し込み http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0005.reg

●本誌が届かなくなった方は【解除→再登録】の手続きを
 このところ、本誌「メールマガジン日台共栄」が届かなくなったという方が続出して
 います。通常は週に3回以上発行しております。購読を解除したわけでもないのに届
 かなくなったという場合は、いったん購読を解除し、それから再登録をお願いします。

1)解除手続き http://melma.com/contents/taikai/
  「メールマガジン日台共栄」のマガジンIDは「00100557」
2)メルマ!事務局から「メールマガジン解除完了のお知らせ」が届く。
3)本会ホームページのメールマガジン欄「購読お申し込み」から申し込む。
  ホームページ:http://www.ritouki.jp/
4)メルマ!事務局から本登録を完了させる「メールマガジン登録のご確認」が届く。
5)本登録。
6)メルマ!事務局から「メールマガジン登録完了のお知らせ」が届いて完了!


日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会
の活動情報とともに配信するメールマガジン。
●マガジン名:メルマガ「日台共栄」
●発   行:日本李登輝友の会(小田村四郎会長)
●編集発行人:柚原正敬




投稿日

カテゴリー:

投稿者: