化して日本と台湾を離間させようという思惑が垣間見える馬英九政権の終焉まで2週間を切った。
日本やアメリカとの関係を重視する蔡英文・次期政権の5月20日を目前に、昨日、台湾の立法院
において超党派の議員連盟「台日交流聯誼会」の設立大会が開かれた。会長には蘇嘉全・立法院長
が就任し、名誉会長には王金平・前立法院長、副会長には民進党の姚文智・立法委員と親民党の李
鴻鈞・立法委員、秘書長には民進党の蕭美琴・立法委員がそれぞれ就任した。
113人の全立法委員からその92%にあたる104人もの議員が参加したという。産経新聞の記事を下
記に紹介したい。
岸信夫・衆議院議員ら日台若手議連のメンバーが来賓として招かれ、蘇嘉全会長は「紛争も知恵
を用いて解決していきたい」と述べたという。「20日以降の新政権に期待」とフェイスブックで記
した秋元議員らの次期政権への期待はさらに高まったものと思われる。
「紛争も智恵を用いて解決したい」 台湾・立法院で対日交流議連発足
【産経新聞:2016年5月6日】
台湾の立法院(国会に相当)で6日、超党派の議員連盟「台日交流聯誼会」の設立大会が開かれ
た。会長に就任した民主進歩党の蘇嘉全立法院長(国会議長)は、日本語で「きずな」と発音し、
「絆は台日間の友情を象徴する言葉だ。双方の良好な関係を発展させるだけでなく、紛争も知恵を
用いて解決していきたい」と述べた。
秘書長の同党の蕭美琴立法委員は産経新聞に「議連は日本重視の表れ。外交以外に国会の意思疎
通ルートがあるのは良いことだ」と話した。
同議連には定数113のうち104人が参加。大会には自民党の岸信夫衆院議員らも参加した。
(台北 田中靖人)