蔡英文政権の発足まで2ヵ月を切り、政権引き継ぎ作業が進む中、新政権の閣僚人事が漏れてい
ることは上記のとおりだが、立法委員(国会議員に相当)が日本との友好交流のためにつくってい
る国民党系の「台湾・日本交流聯誼会」と民進党の「台湾・日本国会議員聯誼会」が超党派で1つ
の議連を組むという。
ることは上記のとおりだが、立法委員(国会議員に相当)が日本との友好交流のためにつくってい
る国民党系の「台湾・日本交流聯誼会」と民進党の「台湾・日本国会議員聯誼会」が超党派で1つ
の議連を組むという。
議連の名称は明らかになっていないものの、なんとそのトップに立法院(国会に相当)院長の蘇
嘉全氏(元民進党秘書長)が就任し前立法院長の王金平・立法委員(国民党)が名誉会長に就くそ
うだ。台湾国際放送が伝えているので下記にご紹介したい。
すでに蔡英文・次期総統は総統当選前から日本との関係を重視すると表明しているが、日本との
交流に重要な役割を果たす超党派議連の結成はそれを裏づけている。
立法院の対日友好2団体は統一へ
【台湾国際放送:2016年3月31日】
立法委員が日本向けの国会外交を進めるために組織した2つの団体が1つにまとまる方向に。
国会外交は立法委員が対外的に行なう重要な仕事であり、立法院には元国民党、現在は親民党に
所属している李鴻鈞・立法委員が責任者を務めている台湾・日本交流聯誼会と、最大野党・民進党
の姚文智・立法委員が設立した台湾・日本国会議員聯誼会が存在している。
今年新たに立法院長となった民進党の蘇嘉全氏はこのほど、これを1つにまとめて自ら会長を務
めることに決めた。これまで12年間にわたって立法院長を務めてきた、国民党の王金平・立法委員
が名誉会長となる。
立法院の林志嘉・秘書長は30日、これについて、次期総統に決まっている民進党の蔡英文・主席
は日本との関係を重視しているとした上で、蘇嘉全・立法院長が会長を務めれば、国会外交の効果
をより発揮できるだろうと述べた。林・秘書長は、一つにまとめた新たな団体を発足させる際には
日本の政界要人も招くとしている。