「桜の都」新竹市が大阪から樹木医を招聘して新竹公園の再整備計画を開始

冬になると阿里山降しが強いため「風城」「風の街」と呼ばれる、台湾の北西に位置する新竹
市。この季節風を利用して作るビーフン(米粉)や干し柿でも有名な街だ。

 ガラスの街としても知られ、新竹公園内にあるガラス工芸博物館では1月29日から4月10日まで、
日本と台湾のアーティストが手がけたステンドグラスやフュージングガラスなどの芸術品94点を展
示した、過去最大規模の催しが開かれている。

 新竹市は日本と縁が深い。そもそもこのガラス工芸博物館は1936年(昭和11年)、日本時代に日
本人建築家によって建てられ、昨年2月、東京駅と姉妹駅を提携した新竹駅も、1913年(大正2年)
に日本人建築家によって設計され、台湾の重要文化財に指定されている台湾最古の駅舎だ。

 また、2003年(平成15年)4月には岡山市と姉妹都市を提携していて、これは市同士で結んだ日
台初の姉妹都市だった。

 この新竹市に日本から河津桜の苗木140本が贈られたのは岡山市と姉妹提携する2ヵ月前の2月16
日。以来、「新竹の桜守」と言われる新竹市台湾李登輝之友会の張震天会長をはじめとする楊根棟
氏や洪日盛氏ら日本語世代の方々が大切に育んできた。新竹公園や新竹市動物園、十八尖山公園な
どに接木で増やした河津桜を植え、すでに新竹市内だけで千本に達しているという。

 今や河津桜が開花すると大勢の花見客が訪れるようになり、近年は市政府主催で「桜祭り」も開
催するようになっている。今年は2月15日に開くそうだ。「風の街」とともに「桜の街」と呼ばれ
つつある。

 河津桜の開花とほぼ同時に、台湾では「山桜」と呼んでいるワイン色の花びらが印象的な台湾原
産の寒緋桜(かんひざくら)も競うように咲き始め、それは見事な光景を織りなす。

 本会の「桜ツアー」でもほぼ毎年、新竹市を訪れ、張震天氏や楊根棟氏の案内で桜を堪能してき
ている。今年2月18日から実施予定の桜ツアーでも訪問を予定している。惜しむらくは昨年12月21
日、張震天氏が肺癌のため亡くなられたことだ。これまでのご指導に心から感謝申し上げるととも
に謹んで哀悼の意を表します。

 新竹市では昨日(1月11日)、河津桜や寒緋桜が数百本植えてある新竹公園の再整備計画を開始
するにあたり、大阪から樹木医4人を招聘し公園樹の診察や剪定の実演講習を行ったという。中央
通信社の記事を下記に紹介したい。

 新竹市はこれまでも桜の育成に熱心だったが、一昨年11月の統一地方選挙で民進党の林智堅候補
が現職で中国国民党の許明財候補を1,014票の僅差で破って市長に当選し、よりいっそう力を入れ
ているようだ。

 なお、新竹公園に河津桜が咲く光景を楊根棟氏の知人の黄さんという方がYouTubeにアップして
いた。昨年2月1日と7日に撮影したものだ。7日はかなり開花しているため人出も多く、台湾の人々
がいかに桜が好きかよく伝わってくる映像だ。

◆新竹公園觀賞河津櫻花 2015 02.01.& 07.
 https://youtu.be/mZTi8Z5Lg4M


大阪の樹木医、台湾の公園樹木を診察 剪定方法のレクチャーも
【中央通信社:2016年1月11日】
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201601110007.aspx

 (新竹 11日 中央社)大阪の樹木医4人が11日、新竹市政府の招きで同市内の公園を訪れ、公園
樹の診察や剪定の実演講習を行った。樹木の管理を担当する職員は、技術を身につけようと樹木医
の話に熱心に耳を傾けていた。

 同市は交通部観光局から獲得した3億台湾元(約10億5000万円)の予算をもとに、日本統治時代
の1916年に設置された新竹公園の再整備計画を開始。日本人樹木医の招聘は計画の一環として行わ
れた。笠松滋久さんら4人の医師は池周辺に植えられているフウやクロマツ、サクラなど計100本以
上を診察した。

 笠松さんによると、サクラの木は日本では通常8〜10メートルおきに1本植えられているのに対
し、同公園は3メートルに1本と間隔が短いため、枝の絡み合いが多くなり、腐朽菌も繁殖しやすく
なっているという。笠松さんらは問題点と最新の整備の考え方を職員に教授した。

 同市都市PR処の顔章聖処長は、日本人樹木医の指導によって新竹公園の樹木は今後も適切な手入
れを受けられるようになったと喜んだ。

                               (魯鋼駿/編集:名切千絵)


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