展覧会です。
台湾美術は、中国美術の伝統を継承していましたが、日本統治時代に日本式美術教育が導入さ
れ、西洋・日本の近代美術がもたらされたことにより大きく変貌しました。戦後は日本・欧米への
留学生が多数輩出し、抽象表現主義などの欧米の現代絵画の潮流をもたらし、台湾固有の民族芸
術・中国美術などを融合し、多元的な展開をしていきます。さらに、1970年代からは国際的・政治
的に困難な状況下で台湾のアイデンティティを求め、新たな進展を示しています。
台灣美術院は、台湾美術の振興と発展、国際交流を図ることを目的に王秀雄・廖修平・傅申・謝
里法・何懐碩・江明賢・黄光男などを中心に2010年に設立されました。メンバーたちはこうした台
湾美術の潮流の中で、それぞれが独自の作風を確立し、美術理論・国画・油彩画・版画・膠彩画・
版画・書法・デザインなどの各分野で今日の台湾美術の先頭にたち、台湾を代表する芸術家として
国際的にも高い評価を受けています。
本展を通して、台湾の「いま」をご覧いただきたいと思います。
◆日 時：2014年8月9日（土）〜9月21日（日）
前期:8月9日〜31日 後期：9月2日〜21日
開館時間 午前10時〜午後6時（入館は5時30分まで）
＊金曜日は午後7時閉館（入館は6時30分まで）
休 館 日 8月11日（月）、18日（月）、25日（月）、9月1日（月）、8日（月）、16
日（火）
◆会 場：渋谷区立松濤美術館
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
TEL:03-3465-9421 FAX:03-3460-6366
http://www.shoto-museum.jp/
◆入館料：一般500円（400円） 大学生400円（320円） 高校生・60歳以上の方250円（200円）
小・中学生100円（80円）
＊カッコ内は団体10名以上。
＊毎週金曜日、渋谷区民の方は無料（在住がわかる書類をお持ちください）
＊土・日曜日、祝・休日、夏休み期間は小中学生無料。
＊障碍者及び付添の方１名まで無料（手帳等お持ちください）
◆主 催：渋谷区立松濤美術館・台灣美術院・読売新聞社・美術館連絡協議会
◆後 援：公益財団法人交流協会・台湾文化部・亜東関係協会・台北駐日経済文化代表処
◆関連イベント：
・講演会 【参加費：無料（要入館料）】
8月10日（日）14：00〜「台湾美術の今を語る」
講 師：廖修平（台灣美術院院長・版画家）
会 場：地下2階ホール（先着順 定員80名）
・担当学芸員による ギャラリートーク 【参加費：無料（要入館料）】
8月23日（土）、9月6日（土）、20日（土）の午後2時〜
・台湾映画の会 【午後2時から、参加費：無料（要入館料）、定員50名（先着順）】
8月30日（土） 「魔法阿媽（魔法使いのお婆さん）」
アニメーション：日本語字幕・上映時間80分
9月13日（土） 「恋恋風塵」
侯孝賢監督・日本語字幕・上映時間109分
・中国楽器による ミュージアムコンサート 【参加費：無料（要入館料）】
9月7日（日）午後2時〜3時頃
出演：太田久遠（二胡）、李倩（揚琴）
◆台湾のお菓子とお茶 【参加費：無料（要入館料）】
いま話題の台湾名菓パイナップルケーキの名店サニーヒルズ/微熱山丘（青山店）のご協力によ
り、8月17日・24日・31日・9月7日・14日・21日の各日曜日午後1時から5時まで、地下2階ホールで
茶菓の提供をいたします。（1日限定50人、ただし無くなり次第終了）
