磯田謙雄技師が台中に造った農業用水路は「白冷圳」

昨日の本誌で、北國新聞の記事を紹介し、烏山頭ダムを造った八田與一の後輩に当たり、
台中市内に巨大な逆サイホンの水管を敷設し、「白水圳(はくすいしゅう)」と呼ば
れる農業用の水路を造って農地を潤した日本人技師、磯田謙雄(いそだ・のりお)につい
て紹介した。

 本誌読者などから、その水路の名称は、白水圳ではなく「白冷圳」というので
はないかという問い合わせをいただいた。

≪本日配信のメルマガの「臺灣・もう一人の水利の父」の記事ですが、台中市の3川の水源
でもある「白水圳」の記事がありましたが、現地臺灣の記事では「白冷圳」とな
っています。私も訪台時は台中市を毎回訪問します。駅前を流れる「柳川」は枯れること
なく流れています。この水源が同郷の日本人であることは知りませんでした。興味があり
ます。≫

 昨日の本誌で紹介した台中在住の喜早天海(きそう・たかひろ)さんとは電話がつなが
らなかったが、喜早さんが肝煎で立ち上げたという「台日交流聯誼会(略称:台日会)」
を紹介する「台北ナビ」に写真入りでばっちり出ていた。やはり「白冷圳」だった。
新聞記事にも間違いはあるが、固有名詞の間違いは困る。こちらも確認すべきだった。

 話は横道にそれるが、それで思い出すのは、NHK「JAPANデビュー」に出演した
パイワン族の高許月妹さんの名前のことだ。NHKは高許月妹さんの姓名を「高許月」と
して放送し、高許月妹さんなどがNHKに送った抗議文にも「高許月妹」と自筆で明記し、
「高許月妹」とはっきり分かる印鑑を捺してあるにもかかわらず、ホームページなどで訂
正することはなかった。本会などからの訂正要求にも一切応じなかった。

 ところが、裁判が始まると、こちら原告側の訴状に「高許月妹」とあるからとの理由で、
それ以降、被告NHKの書面では「高許月妹」と記している。最近の裁判では、担当ディ
レクターは陳述書で、現地のコーディネーターに最終確認したら「高許月」だったので、
と言い訳している有様だ。

 NHKは高許月妹さんにきちんとお詫びもせず、このようななし崩し的な措置を取って
逃げようとしている。公共放送としてあるまじき態度だ。このような卑怯かつ姑息なNH
Kだから、許すことはできないのである。

 北國新聞は磯田謙雄技師について、本日付で「磯田技師自宅、金沢に現存」という見出
しで記事を掲載している。しかし、「白冷圳」の名称は出ていない。訂正記事もない
ようだ。これでは、せっかくの心温まる日台交流の記事も台無しではないのか。

 さらにもう一点指摘すれば、12日の記事では「毎年10月14日に通水記念式も行われる」
とあった。これだと、今年も10月14日に行われると受け取る。しかし、本日の記事では
「14日の通水記念日にちなんで15日に行われる通水記念式」とある。

 どうして12日の記事で、10月14日が「通水記念日」で、今年の式典は15日に行われるこ
とを書かなかったのだろう。裏を取らないで記事を書く記者の資質に問題がありそうだ。
これでは読者の信頼を失ってしまうだろう。

◆台湾と日本の草の根交流サークル「台日会」(台中)
  http://www.taipeinavi.com/special/5028492


磯田技師自宅、金沢に現存 台湾で逆サイホン
【北國新聞:2011年10月14日】
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20111014401.htm
写真:現存する磯田技師の自宅=金沢市寺町

 日本統治時代の台湾で逆サイホンによる水利施設を造った磯田謙雄(のりお)技師(金
沢市出身)の自宅が同市寺町に現存していることが13日までに分かった。磯田技師の長女
が都内で健在であることも判明し、技師をよく知る人たちは「穏やかで控えめな人だった」
と話す。

 自宅には今も「磯田謙雄・寿々枝(すずえ)」と夫婦の表札が掛かり、庭木がきれいに
切りそろえてある。周辺住民によると、磯田氏の自宅は隣人が管理しており、東京に住む
長女と家族が金沢市の大乘寺に墓参りに訪れている。

 金沢市今町の佐藤重治(しげはる)さん(76)は、旧制金沢一中(現泉丘高)で同級生
だった父を訪ねてきた磯田技師から台湾の話をよく聞いた。磯田技師は金沢出身の八田與
一(よいち)技師の下で烏山頭(うさんとう)ダム建設に従事し、八田技師が戦時中、東
シナ海で遭難死した後、台湾の水利事業を担ったという。戦後は東大教授から教官になる
よう推されたが「僕は土木技師だ」と断り、金沢の建設会社に入った。

 佐藤さんは磯田技師について「いつも本を持ち歩き、父と議論を楽しんでいた。おおら
かなおじさんだった」と振り返る。

 金沢市田井町の中村外茂雄さん(86)=真柄建設元常務=は「業務に直接タッチしてい
なかったが、要所で指導してもらった」と話す。上司だった磯田技師とマージャンをした
り、お茶を飲みに行ったりもしたが、技師が会社で台湾時代の話をすることはなく「北國
新聞を読んで初めて台湾での仕事を知った。穏やかな人で、自分を宣伝することはなかっ
た」と語る。

 磯田技師の情報については、同技師が建造した水利施設の恩恵を受ける台中市新社区の
住民が台湾の前駐日代表の許世楷氏を通じて金沢ふるさと偉人館に問い合わせた。14日の
通水記念日にちなんで15日に行われる通水記念式で、許氏らによって磯田氏の情報が伝え

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