浅野和生氏が自民党国会議連「保守団結の会」で日台安全保障を巡って講演

浅野和生氏が自民党国会議連「保守団結の会」で日台安全保障を巡って講演

 昨1月24日、自民党の国会議員でつくる「保守団結の会」(共同代表世話人:高鳥修一・衆議院議員、赤池誠章・参議院議員)が自民党本部において、本会の浅野和生・常務理事(平成国際大学副学長)を講師に招き第28回勉強会を開催しました。

 勉強会には、同会顧問の高市早苗・経済安全保障担当相や古屋圭司・日華議員懇談会会長、蔡明耀・台北駐日経済文化代表処副代表も招かれ、また警察庁、公安調査庁、外務省、文部科学省、厚労省、防衛省などから約40人が参加しました。

 所属する議員と秘書など約50人、そして本会からは越野充博、趙中正両常務理事や柚原正敬事務局長など21人が参加、加えてメディアも10社近く取材に来ていましたので、会場はあふれんばかりとなり文字通りの満堂となり、熱気に包まれた講演会となりました。

 赤池議員の司会進行により開会し、高鳥議員の開会挨拶に続いて、顧問の高市議員と古屋議員が挨拶しましたが、高市議員の「今ほど台湾との交流が大事な時期はない。有事が起きないように固めていくべき大事な時期だ」という挨拶や、古屋議員の「中国の常軌を逸した動きを絶対に阻止しなければならない」という挨拶は要にして簡、出席議員の思いを代弁していたようで会場から拍手が沸き起こりました。

 蔡明耀副代表からは台湾海峡情勢が伝えられ「ウクライナ人は屈服しない。台湾人も同じだ。決して中国に(侵略の)口実を与えない」「中国が侵攻してきたら、台湾は真正面から戦う」と決然と述べたのがとても印象的でした。

 続くメインの講演で浅野氏は、産経新聞が1面トップで伝えた台湾軍の李喜明・前参謀総長の「日本が助けてくれるとは思わない」などの指摘や、4月の外務委員会で外務省が「外務省所管の法令の中で、日本政府が行うそうした情報共有、その内容が安全保障であるということを問わず、特定の相手との間でそういったことを禁止するというようなものはない」と答弁したことなどを紹介しつつ、浅野氏が2005年に発表した「日台交流基本法」についても法案のポイントについて解説しました。

 そこから、日台の安全保障対話の重要性について、広島で5月に開かれるG7サミットでも1月に行われた「日米安全保障協議委員会(2+2)」の「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素である台湾海峡の平和と安定の維持の重要性」という文言を入れて欲しいことや、台湾に現役の自衛官を増員して駐在させ情報交換をしたらどうか、米国と台湾によるモントレー対話に日本を呼んでもらえるようにしたらどうか、また、台北駐日経済文化代表処には台湾から現役の軍人が派遣されているのだから、自衛官と対話させたらどうかなどと提案しました。

 30分ほどの講演はとても濃密な内容で、参加している国会議員の方々も真剣に聞き入っている姿が印象的でした。

 5時から6時まで1時間ほどの枠で開かれた勉強会でしたので、質疑応答や意見交換の時間がほとんど取れなかったのは残念でしたが、本会会員も参加できるこのような機会を設けていただいた保守団結の会には深く感謝しております。またこのような機会を設けていただけるよう希望しています。

 下記に産経新聞の報道を紹介します。

—————————————————————————————–高市氏、台湾との関係「大事な時期」保守団結の会で【産経新聞:2023年1月24日】https://www.sankei.com/article/20230124-MLDUVAPMNRPOLJ6BNAVNTZZO7U/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%B0%8F%E3%80%81%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%80%8C%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E3%81%AA%E6%99%82%E6%9C%9F%E3%80%8D%E4%BF%9D%E5%AE%88%E5%9B%A3%E7%B5%90%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%A7

 自民党の有志グループ「保守団結の会」は24日、中国が軍事圧力を強める台湾情勢についての勉強会を党本部で開いた。

 同会顧問の高市早苗経済安全保障担当相は「日台、日台米で準備をして安全保障環境を整えなければならない。今ほど台湾との交流が大事な時期はない」と述べた。「決して有事が起きないように、万が一のときにどうするかを固めていくべき大事な時期だ」とも語った。

 同じく顧問で超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長は「中国の常軌を逸した動きを絶対に阻止しなければならない」と強調した。

 出席議員は、日本と台湾の交流を図る民間団体「日本李登輝友の会」常務理事で平成国際大の浅野和生副学長から、日台関係の在り方などについて講演を聴いた。

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