【祝】 京都市動物園と台北市立動物園が「連携と協力に関する覚書」を締結

【祝】 京都市動物園と台北市立動物園が「連携と協力に関する覚書」を締結

 2月8日、京都市動物園と台北市立動物園がオンラインで「連携と協力に関する覚書」を締結しました。調印式では坂本英房・京都市動物園長と劉世芬・台北市立動物園長が署名し、京都側は北村信幸・京都市文化芸術政策監、台湾側は陳素慧・台北市教育局副局長が立ち会うとともに、台湾の駐日総領事館にあたる台北駐大阪経済文化弁事処の李世丙処長も立ち会ったそうです。

 京都市動物園は昨年(令和2年、2020年)2月、絶滅のおそれのある動物種の繁殖に取り組んで種の保存に寄与することや、動物の福祉に配慮し、いのちを輝かせる飼育・展示を行うことなど6つの行動指針からなる「いのちかがやく京都市動物園構想2020」を策定、生物多様性の保全及び希少種の繁殖に取り組んでいます。

 さらにこの取り組みを推進するため「台北市立動物園と、生物多様性に係る今日的課題を共有し、それらの解決に向けた取組について協働していく」ことを目的に覚書の締結に至ったとのこと。

 具体的には「ニシゴリラの繁殖に係る相互協力」「グレビーシマウマの繁殖に係る相互協力」「当園のツシマヤマネコと台北市立動物園のベンガルヤマネコの保全に係る相互協力」の3点に取り組むこととし、今年下半期くらいに台北市立動物園が京都市動物園からグレビーシマウマのオス1頭を受け入れる予定だそうです。

 ちなみに、京都市動物園は1903年(明治36年)4月、大正天皇の御成婚(1900年5月)を記念して全国で2番目に開園、台北市立動物園との覚書は初の海外の動物園との包括的な連携・協力に係る覚書です。

 一方、台北市立動物園は、日本統治時代の1914年(大正3年)に円山公園内につくられた動物園で1986年に現在地に移転した、台湾で最も歴史のある動物園で、東南アジア最大の動物園。

 日本の動物園との交流も深く、これまで札幌市の丸山動物園と「友好園」を提携(2013年10月13日)したり、よこはま動物園ズーラシアと「野生生物保全等に関する協力覚書」を締結(2016年10月21日)するなど、協力覚書や友好協定を結ぶのは京都市動物園で9園目だそうです。

 心から祝意を表し、下記に京都市動物園の「台北市立動物園との連携と協力に関する覚書について」と中央通信社の記事をご紹介します。

◆京都市動物園:台北市立動物園との連携と協力に関する覚書について[2月2日] https://www5.city.kyoto.jp/zoo/news/20210202-43713.html

—————————————————————————————–京都のグレビーシマウマ、台北へ 両市動物園が連携・協力覚書締結【中央通信社:2021年2月8日】https://japan.cna.com.tw/news/asoc/202102080004.aspx

 (台北中央社)台北市立動物園は8日、京都市動物園と生物多様性の保全に向けた連携・協力に関する覚書を結んだ。具体的な取り組みとして、京都側からグレビーシマウマのオス1頭を受け入れる。台北市立動物園の劉世芬(りゅうせふん)園長は、今年下半期にも迎え入れられればと期待を寄せている。

 調印式はオンライン形式で行われ、劉園長と京都市動物園の坂本英房園長が署名した。京都市動物園が海外の動物園と包括的な連携・協力覚書を交わすのは初めて。台北市立動物園にとっては、協力覚書や友好協定を結ぶ9園目の日本の主要動物園となった。

 両園はグレビーシマウマやニシゴリラの繁殖に関して協力する。絶滅が危惧される野生動物の生息域外保全に関する能力を共同で向上させるのが狙い。台北市立動物園は台日の動物園間の密接な交流を通じ、野生動物を主軸とした生物多様性の保全の取り組みを積極的に進めていきたいとしている。

(陳??/編集:名切千絵)

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