【蔡英文総統】テドロス・世界保健機関事務局長を台湾に招待する

【蔡英文総統】テドロス・世界保健機関事務局長を台湾に招待する

本日、台湾が国際社会で発動したとされる人種差別の攻撃的な言論について、私、蔡英文は、厳重に抗議をする。台湾は如何なる形式の差別に対しても断固として反対し、我々台湾は長期に渡り国際社会より除外されてきた国として、誰よりもその差別と孤立の苦しみを理解している。  

この機会に、私は世界保健機関テドロス事務局長を台湾にお招きし、台湾の国民が如何に国際社会から差別を受け孤立をしながらも、それでも国際社会への歩み寄りを堅持し、国際社会に貢献する台湾を肌で感じ取って欲しい。

テドロス事務局長の故郷を含む世界各地で、台湾の医療関係者やボランティアが私心無く貢献をする姿を目にする事が出来き、また、台湾人は決して肌の色や言語で他人を差別せず、全ての人類は我々の家族と同様であると考えている。台湾は、過去も現在も国際組織に加盟していないからと言って、国際貢献を惜しむことはしなかった。

この疫病が蔓延している期間、台湾は全国の力を防疫に注ぎ、その成果は世界の注目を浴びている。仮に、世界保健機関が外部の政治力の操作によって台湾を除外したとしても、我々台湾はそれでも国際社会の一員としてその責任を担い、己の意志によってマスク等の医療物資を、重度な疫病で困っている国々の医療従事者にこれを提供する。

#TaiwanCanHelp(台湾は援助することができる)、それにTaiwan
is
helping(台湾は援助をしていきたい),この一点に於いては、いまだかつて国土や人種での差別をしたことはない。

自由、民主、多元性、包容、これこそが台湾人が信奉する価値観であり、台湾人は絶対に人種差別を利用し、違う意見を持つ者を攻撃する言論を受け入れることは出来ない。もしテドロス事務局長が中国の圧力を撥ね退け、台湾の土地を踏むことが出来るのであれば、我々台湾人がどれだけ防疫対策で努力をしているか理解をすることができると同時に、台湾人こそがどれだけ国際社会から不平等な待遇を強いられているか理解することが出来ると思う。私は、台湾が国際組織に加盟する事こそが、世界保健機関にとって完結する最後のパズルだと信じている。

和訳:趙天德(全日本台湾連合会)


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