、許世楷・元駐日代表を訪問
日本李登輝友の会メルマガ「日台共栄」より転載
【本会ホームページ「お知らせ」:2017年3月25日】
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20170325/
写真:清水小学校創立120周年記念式典で揮毫する岸智香子夫人(関係者提供)
自民党の岸信夫・外務副大臣の智香子(ちかこ)夫人が24日から訪台している。
3月24日に台湾に到着した智香子夫人は、沼田幹夫・日本台湾交流協会台北事務所代表の由美夫
人らとともに台中市郊外の許世楷・前駐日代表ご夫妻の自宅を訪問した。岸夫妻と許夫妻は長年に
わたる親交があり、許夫妻は台湾中部名物のお菓子や高山茶などでもてなしたという。
その後、智香子夫人らは許大使の案内により台中市内の宝覚禅寺を訪問した。宝覚禅寺は日本時
代に台湾北部および中部で埋葬された日本人の遺骨が納められるとともに、境内には日本人として
大東亜戦争に出征して散華した台湾人兵士を祀る「霊安故郷」の碑が置かれている。
許世楷氏はメディアのインタビューに対し「台湾に残された日本人のお骨を手厚く祀っているこ
とは、台湾人が日本を評価していることの証だ」などと話した。また、智香子夫人も「台湾の皆さ
んが私たちの先人を手厚く祀っていただいていることに感謝したい」などと話した。
智香子夫人らは本日、台中市の清水小学校で開かれる創立120周年記念式典への招待に応じて訪
台したもの。清水(きよみず)小学校は、司馬遼太郎の『台湾紀行』に登場する「老台北」こと蔡
焜燦氏の母校として知られる。
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智香子夫人は訪台中の3月25日、清水小学校の創立120周年記念式典などに参加したことについて
フェイスブックに感想をつづっている。
https://www.facebook.com/chikako.kishi.7[2017年3月25日]
明治30年、日本統治下において建てられた小学校の120周年式典に主人の代理で久しぶりの台湾
に来ています。
台中を2度も襲った大地震にも耐え抜きなおも美しい姿をとどめている学び舎。また、芝山巌精
神を伝える石碑にも日台の絆を感じます。
「しざんがん精神」とは、日本人の教師達が殺害された事件の中で、死をも厭わず教育という自
分達の使命を果たした精神のこと。その中には吉田松陰の甥の楫取道明もいたそうです。先人の気
概にぞくっとします。そのような観念が皆無の私でも肝に据えたい思いです。
明日は帰国して周防大島と岩国の主人の会です、宜しくお願い致します。