李元総統、9月に訪日計画=5年ぶり、北海道は初−台湾
【台北時事】台湾の李登輝元総統(91)が9月中旬に訪日を計画していることが分かった。約1週間の日程で、大阪、東京、北海道を訪れる予定だ。関係者が6日明らかにした。李氏の訪日は2009年9月以来、5年ぶりとなる。
詳細なスケジュールは調整中だが、李氏は関西空港から入国し、大阪、東京、北海道と順に滞在する。大阪、東京では国際関係などをテーマとした講演を行い、北海道では観光が中心となる。李氏の北海道訪問は初めて。
李氏は昨年5月上旬に訪日し、東京や神奈川などで講演をする予定だった。しかし、直前に体調不良を理由に取りやめとなった。関係者によると、現在は健康状態も良く、海外渡航も問題ないという。ただ、90歳を超える高齢の上、心臓などにも持病を抱えているため、出発まで慎重に準備を進める必要がある。
今回実現すれば、李氏にとって00年の総統退任後6回目の日本訪問となる。李氏を「台湾独立派の代表」と見なす中国は反発するとみられる。
李氏は総統退任から14年たったが、現在も台湾政界に影響力を持つ。最近は台湾各地で精力的に講演を行っている。(2014/08/06-19:28)
2014.8.7 19:17