李登輝先生「奥の細道」探訪記念句碑建立事業協賛のお願い【宮城】

昨年6月2日、来日中の李登輝前総統ご一行は芭蕉の「奥の細道」をたどって宮城県を
訪問されました。

 仙台駅では梅原克彦・仙台市長ご夫妻をはじめ、本会宮城県支部の嶋津紀夫支部長や
同支部の副支部長で宮城県日台親善協会の会長を兼任する相沢光哉・前宮城県議会議長
(本会理事)、最後の台湾総督(第19代)安藤利吉の令孫で仙台在住の安藤哲夫氏など
が出迎えました。

 その模様については、昨秋出版した本会編の『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』
に詳細を記しているのでご参照いただきたいが、李前総統ご夫妻は現地でそれぞれ下記
の句を詠まれています。

松島や光と影の眩しかり   (李前総統)
松島やロマンささやく夏の海 (曽文惠夫人)

 李前総統ご帰国後、ご夫妻の句碑を訪問された松島の瑞巌寺境内に建立しようという
声が澎湃として起こり、すでに瑞巌寺も快諾。そこでご来県1周年に合わせ、この6月上
旬に除幕式をすべく、宮城県支部と宮城県日台親善協会の連名で下記の「協賛のお願い」
をしています。

 恐らく李登輝前総統の句碑が建立されるのは日本で初めてのことではないかと思いま
す。また、李登輝前総統ご夫妻も揮毫をお引き受けされたそうですので、どうぞご協力
のほどよろしくお願い申し上げます。

 ここに、その依頼状と、相沢光哉氏が「李登輝先生の句碑を建立したい」と題して
『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』に寄せた一文を併せてご紹介します。

                     (日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬)


                               平成20年4月吉日

                     日本李登輝友の会宮城県支部
                           支部長  嶋 津 紀 夫
                     宮城県日台親善協会
                           会 長  相 沢 光 哉

李登輝先生「奥の細道」探訪記念句碑建立事業協賛のお願い

謹啓 陽春の候ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 さて、現在のアジアを代表する政治家であり、日本文化に深い造詣を寄せる台湾の前
総統李登輝先生には、昨年6月に長年の念願であった松尾芭蕉の「奥の細道」を探訪す
るため、宮城県をはじめ東北地方の芭蕉ゆかりの地を訪れました。

 本県においては、壷の碑(多賀城碑)、奥州一宮鹽竈神社、日本三景松島の国宝瑞巌
寺、円通院、五大堂などをご覧になり、松島湾を展望しながら「松島や 光と影の 眩
しかり」という俳句を披露されました。また、曽文惠夫人も「松島や ロマンささやく 
夏の海」と応じました。

 滞在中の三日間、李登輝先生ら一行は、真心を込めたおもてなしと日本の文化を十分
に堪能され、大変感激された様子でした。

 ご承知の通り、芭蕉は「奥の細道」の中で松島を扶桑第一の好風と賞賛しましたが、
残念ながら後世に残る句を作りませんでした。

 このことから李登輝先生の積年の思いであった「奥の細道」探訪を記念し、未来永劫
にその足跡を残すとともに、日台友好親善の象徴として、李登輝先生ご夫妻が詠んだ秀
逸の俳句を句碑として松島町内に建立すべく別紙の記念事業を計画致しました。

 つきましては、何卒趣旨にご賛同の上、句碑建立に対する皆様方の暖かいご協力を賜
りますよう心よりお願い申し上げます。

なお、句碑建立にあたり、李登輝先生ご本人の揮毫をいただく予定となっております。
                                    敬具


李登輝先生「奥の細道」探訪記念句碑建立事業案

1.建立費用勧募目標額 金二〇〇万円
            石材費及び建立諸費用など一切を含む

2.句 碑 形 態   縦180cm×横90cm(稲井石を使用予定)

3.建 立 場 所   瑞巌寺境内(松島町)

4.建立時期及び除幕式 平成20年6月上旬予定
            李登輝先生のご来県一周年を期して披露予定

5.連絡先       李登輝友の会宮城県支部 事務局長 金山富彦
            〒984-0051 仙台市若林区新寺4丁目6-18松音寺内
            TEL・FAX 022-256-3476

■直接の勧募御振込は下記の口座にお願い致します。
 ゆうちょ銀行(郵便振込)
 番号   02290−2−46241
 加入者名 日本李登輝友の会宮城県支部



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