宮崎−台北を結ぶエバー航空(台湾)の週2便の定期便が1日就航し、宮崎空港(宮崎
市赤江)で記念セレモニーが開かれた。宮崎空港の国際定期便は、アシアナ航空(韓国)
のソウル線に続く2路線目。東国原英夫知事が早速、宮崎空港からの第1便に乗り込んだ。
セレモニーでは台北からの第1便に乗り込んできたエバー航空の陳欣徳社長があいさ
つ。「1年間で10万人の利用、搭乗率8割が目標。南九州の人たちに台湾の美しい観光地
を巡ってもらいたい」と話した。
宮崎からの第1便の乗客は194人。知事自ら引率する「お見合いツアー」に参加する
独身男女36人も搭乗した。出発を前に東国原知事は「台湾は紳士的、好意的で食や歴史
文化などアジアを代表する都市。台湾の人たちには、温泉や雪に関心があるそうなので、
五ケ瀬のスキー場などをPRしたい」と意気込みを見せていた。
「知事ぃ!」熱烈歓迎 台湾定期便就航
【6月3日 宮崎日日新聞】
国際定期便「宮崎―台北線」が就航した1日、初便で東国原知事ら県訪問団一行が台
湾入りし本県の観光と物産をPRした。トップセールスで訪れたデパートでは、台湾で
の東国原知事の愛称「東東(トントン)」に加え台湾在住日本人から「知事ぃ!」の掛
け声も。行く先々で盛大な歓迎を受け、観光や経済交流の発展に期待を抱かせる幕開け
となった。
東国原知事を団長に県議会、県商工会議所連合会などの経済・観光団体などで構成す
る訪問団は、台北市内のデパート「太平洋SOGO復興館」で5月30日から6月11日まで
開いている「宮崎の観光と物産フェア」に参加し完熟マンゴーや日向夏ミカンなどをP
R。各コーナーは多くの買い物客でにぎわった。
台湾ではここ数年、芸人時代に出演していたお笑い番組が再放送されていることから
知事は「東東」の名で親しまれている。台湾メディアも7、8社取材に訪れ、知事が身動
きが取れないほどの混雑ぶりだった。