許世楷代表ご夫妻が帰国 成田に100名がお見送り

台北桃園空港でも100名以上が歓迎の出迎え

 昨日、台湾駐日代表処の許世楷代表と盧千恵夫人が成田発午後2時15分の中華航空C
I−017便にて帰国された。

 成田国際空港第2ターミナル4階A3貴賓室に設けられた各界の方々がお見送りする
会場には予定の12時30分ころより、大江康弘・参院議員や橋本靖男・日華議員懇談会事
務局長、易錦銓・中央経済研究院顧問、何康夫・在日台湾同郷会会長、黄麗郷・同会事
務局長、張信恵・在日台湾婦女会前事務局長などの関係者が駆けつけ、本会からも柚原
正敬常務理事・事務局長をはじめ片木裕一、薛格芳、冨澤賢公、趙中正、伊藤英樹、草
開省三の各理事ら約100名がお見送りした。少し遅れて交流協会の高橋雅二理事長も駆
けつけた。

 報道陣も中央通信社や自由時報、中天テレビ、宏観テレビなども駆けつけ、許世楷代
表は「4 年間の在任を振り返ると、決して満足というわけではないが、ある程度のこと
は成し遂げられたと思う。及第点ではないか」と、4年間の足跡を振り返る最後のコメ
ントを残した。

 その後は、許代表・盧千恵夫人と一緒にそれぞれが写真を撮りつつ名残を惜しんだ。
最後に許代表が日本語で「台湾と日本のために、これからもみんなで頑張りましょう」
と述べると盛大な拍手が起こった。

 台北桃園空港に着いた許代表ご夫妻は、民進党や台湾独立建国聯盟の支持者など 100
名以上の出迎えを受け、歓迎された。許代表は、「故郷の台中に戻り、しばらくは一
市民としてゆっくりしたい。台湾の空気はやはりふるさとの香りだ。皆さんありがとう。
これから台中へ帰ります」と話し、家路に着いた。

 許世楷先生と盧千恵夫人のこの4年間で残した足跡は、これまでの日台関係の中では
最大のものだった。それを証明するお見送りとお出迎えの光景だ。

 自国を愛しそして誇りを持たなければ、大使は務まらないことを実感させてくれた許
世楷大使であり、内助の功を遺憾なく発揮された盧千恵夫人だった。

 次期代表は未定だが、それまでは羅坤燦副代表が代表を代行する。    (編集部)



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