3月の総統選挙で国民党の馬英九氏が圧勝し、5月に馬英九政権が発足しました。馬総
統は就任演説で台湾を強調したものの「中華民国」や「中華民族」という言葉も頻出し、
政権発足後は週末チャーター直行便など中国との関係改善を最優先する政策を次々と実
行して、その急激な中国傾斜が気になるところです。
一方、日本との関係は、台湾遊漁船と日本の海上保安庁の巡視船の衝突事故が起こり、
これまで最良と言われていた日台関係に陰りが見え始めたようです。
つきましては、来る9月14日、「どうなる日台関係!」と題したシンポジウムを開催し
ます。
基調講演は、台湾の外交政策を策定する国家安全会議において対日関係を担当してい
る楊永明・諮問委員(台湾大学政治学部教授)です。日本語に堪能な知日派として知ら
れる楊氏は馬英九政権における外交政策の重鎮で、7月末、馬英九総統から許世楷前駐
日代表の後任に指名されたものの受諾せず、馮寄台・前駐ドミニカ大使が駐日代表に起
用されています。
また、現在の日台関係を語る上で欠かせない岡崎久彦、黄文雄、櫻井よしこ、田久保
忠衛、林建良の各氏をパネリストに、日本文化チャンネル桜代表の水島総氏がコーディ
ネーターという豪華メンバーによるパネルデスカッションをもってシンポジウムを開催
します。
ご参加の方は準備の都合上、FAXかメールにて事前にお申し込みください。本会ホ
ームページの「お申し込みフォーム」からも簡単にお申し込みできます。
■楊永明氏
1964年(昭和39年)7月13日生まれ。44歳。国家安全会議諮問委員、台湾大学政治学
部教授。専門は国際法、国際安全保障、日本研究。台湾大学政治学部を卒業後、同大学
院修士課程を修了し、アメリカ・ヴァージニア大学大学院で国際法学博士号を取得。夫
人は日本人。馬英九総統が総統就任前に訪日した際にも同行。
1999年から2007年にかけて東京大学、慶応大学、中央大学、早稲田大学で研究を重ね、
昨年9月には交流協会の招聘により来日、「中国の台頭と日台関係」をテーマに12月中
旬まで研究。
本年6月27日、1996年に開設したホームページ「Taiwan Security Research(TSR)」で、
台湾の安全保障問題に関して中国・台湾・米国関係の状況などについて情報を発信して
きたことや、東アジア安全学術研究、台湾と日本の研究フォーラムなどを推進してきた
ことが評価されて第4回中曽根康弘賞(奨励賞)を受賞。
日本語の共著として滝田賢治編著『東アジア共同体への道』(中央大学政策文化総合
研究所研究叢書3、2006年3月)[第4章「東アジアにおけるリージョナリズム−コラボ
レーションから法制化へ」]、川島真・清水麗・松田康博との共著『日台関係史 1945
−2005』(東京大学出版会)も刊行予定。日本語の論文として「安全保障の二重の三
角関係:日台関係1995−2000」など。
記
■日 時 平成20年9月14日(日)午後2時〜7時
(1時30分開場、懇親会:5時〜7時)
■会 場 九段会館 2F 鳳凰の間
東京都千代田区九段南1-6-5 TEL:03-3261-5521
【交通】JR・地下鉄 九段下駅(4番出口)徒歩1分
http://www.kudankaikan.or.jp/
●基調講演:
楊 永明(国家安全会議諮問委員、台湾大学政治学部教授)*日本語
●パネルデスカッション:
岡崎 久彦(岡崎研究所理事長・所長)
黄 文雄(評論家)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
田久保忠衛(外交評論家)
林 建良(メルマガ「台湾の声」編集長)
水島 総(日本文化チャンネル桜代表)*コーディネーター
[敬称略 50音順]
■参加費 2,000円
■懇親会 会員:8,000円 一般:10,000円 【真珠の間(3F)5時〜7時】
*当日入会者も会員扱いと致します。
■申込み 本会ホームページのお申し込みフォーム、FAX、メールにて
HP http://www.ritouki.jp/cgi-bin/enquete/form0022.reg
FAX: 03-5211-8810 E-mail:info@ritouki.jp
■締 切 9月9日(火)
■お問い合せ・主催
日本李登輝友の会[会長 小田村四郎]
〒102-0075 東京都千代田区三番町7-5-104号
TEL 03-5211-8838 FAX 03-5211-8810
E-mail:info@ritouki.jp ホームページ http://www.ritouki.jp/
■シンポジウム「どうなる日台関係!」(いずれかに○をつけて下さい)
・お名前: (会員・一般)
(フリガナ)
・電話:
・シンポジウム:ご出席・ご欠席
・懇親会:ご出席・ご欠席