窓口である(財)交流協会が4月14日に更新した「台湾からの支援」によりますと、4月11日
現在、義捐金の総額はなんと約137億円(47億4,229万台湾ドル)に達しているそうです。
ただただ「台湾の皆様、ありがとうございます」と頭が下がります。本会にも、日本国
民として台湾紙に感謝の意を伝える「感謝広告」を掲載したらどうかというご意見をいた
だいています。実施するかどうかはともかく、本誌を読んでいただいている皆さんも同感
されるのではないでしょうか。
下記に(財)交流協会の「台湾からの支援」をご紹介します。
■ (財)交流協会「台湾からの支援(東日本大震災)」
http://www.koryu.or.jp/
◆ 台湾からの支援(東日本大震災)
11日に発生した東日本大震災では、発生した当日から、馬英九総統をはじめ台湾各界よ
り暖かいお見舞のメッセージが届くと同時に、人的、物的、資金的支援の申し出がありま
した。また、現在も下記にありますとおり台湾の各界からの義捐金の申し出が届いており
総額100億円を超えております。
このような支援に対する菅直人総理からの感謝のメッセージを掲載させていただいてお
ります。交流協会としても、改めて台湾の皆様に心より御礼申し上げます。
また、当協会は、台湾の在外事務所において義捐金を受け付ける他、台湾からの支援物
資を被災地に送付するための側面的な支援をさせていただいておりますが、台湾からの支
援物資を受領した被災地の方からも台湾への感謝の言葉を頂いております。
台湾からの支援概要
1.人的支援
◎台湾各地の消防士からなる台湾救援隊(28名)の派遣(3月14〜19日)
15日、宮城県に入り、16〜17日、現地にて捜索活動、19日、離日。なお、救援隊には駐
日台北経済文化代表事務所職員1名、交流協会本部職員1名が同行。
◎その他、台湾NGOが被災地にて救援物資の提供等の活動している。
2.物的支援
総量約400トンの支援物資の提供(台湾外交部が官民より集荷した支援物資を駐日台北経
済文化代表事務所が順次被災地に送付)
(1)宮城県に対する供与
3月16日送付分:1)発電機:292台、2)毛布:50箱、3)寝袋:50箱、4)スリ
ーピングマット:50箱、5)保温ジャケット:910箱、6)防寒
着:2000着
3月19日送付分:1)毛布:595箱、2)寝袋:441箱
3月25日送付分:1)食品:8.8トン
(2)福島県に対する供与
3月20日送付分:1)カイロ:150箱、2)毛布:80箱、3)寝袋:827箱、4)防寒
衣:31箱、5)食品:2トン、6)発電機:20台、7)石油スト ーブ:300台
(3)岩手県に対する供与
3月23日送付分:1) 発電機:278台、2)石油ストーブ:600台、3)食品:5.7ト ン
3月25日送付分:1)寝袋:271箱、2)スリーピングマット:186箱、3)セーター
:41箱、4)マスク:54箱、5)衣服:70箱、6)ジャケット:
214箱、7)オーバーコート:55箱
※以上の他、約250トンを順次送付
3.資金援助
(1)台湾当局からの資金援助
3月12日、外交部、1億台湾ドルの資金供与を表明。
(2)台湾官民の義捐金
(イ)交流協会在外事務所での義捐金受付
3月21日より、交流協会台北・高雄事務所において義捐金を受付開始。
(ロ)台湾官民からの義捐金
外交部によると、外交部等の機関と民間団体を合わせた義捐金は、4月11日現
在、47億4,229万台湾ドル(≒136.8億円:1台湾ドル=2.9円で換算)。