本誌では、台湾からの激励や支援についてのメッセージなどを掲載していますが、台湾
との窓口である(財)交流協会が3月28日付でまとめた「台湾からの支援」について公表して
います。
それによりますと、人的・物的支援も膨大で、義捐金に至ってはなんと31日現在で36億
1926万台湾ドル(約102億4千万円)にも上るそうです。なんとも御礼の言葉を申しようも
なく、ただただ感謝です。
■ (財)交流協会
http://www.koryu.or.jp/ez3_contents.nsf/Top
◆台湾からの支援(東北地方太平洋沖地震)
11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、発生した当日から、馬英九総統をはじめ台
湾各界より暖かいお見舞のメッセージが届くと同時に、人的、物的、資金的支援の申し出
がありました。
また、現在も下記にありますとおり台湾の各界からの義捐金の申し出が届いており総額
100億円を超えております。交流協会としては、既に台北事務所より「台湾の皆様への感謝」
としてメッセージを発出させていただいておりますが、改めて台湾の皆様に心より御礼申
し上げます。
また、当協会は、台湾の在外事務所において義捐金を受け付ける他、台湾からの支援物
資を被災地に送付するための側面的な支援をさせていただいておりますが、台湾からの支
援物資を受領した被災地の方からも台湾への感謝の言葉を頂いております。
台湾からの支援概要
1.人的支援
◎台湾各地の消防士からなる台湾救援隊(28名)の派遣(3月14〜19日)
15日、宮城県に入り、16〜17日、現地にて捜索活動、19日、離日。なお、救援隊には
駐日台北経済文化代表事務所職員1名、交流協会本部職員1名が同行。
◎その他、台湾NGOが被災地にて救援物資の提供等の活動している。
2.物的支援
総量約400トンの支援物資の提供(台湾外交部が官民より集荷した支援物資を駐日台北経
済文化代表事務所が順次被災地に送付)
(1)宮城県に対する供与
3月16日送付分:1)発電機292台、2)毛布50箱、3)寝袋50箱、4)スリーピングマ
ット5、5)保温ジャケット910箱、6)防寒着2000着
3月19日送付分:1)毛布595箱、2)寝袋441箱
3月25日送付分:1)食品8.8トン
(2)福島県に対する供与
3月20日送付分:1)カイロ150箱、2)毛布80箱、3)寝袋827箱、4)防寒衣31箱、5)食
品2トン、6)発電機20台、7)石油ストーブ300台
(3)岩手県に対する供与
3月23日送付分:1) 発電機278台、2)石油ストーブ600台、3)食品5.7トン
3月25日送付分:1)寝袋271箱、2)スリーピングマット186箱、3)セーター41箱、
4)マスク54箱、5)衣服70箱、6)ジャケット214箱、7)オーバー
コート155箱
※以上の他、約250トンを送付予定
3.資金援助
(1)台湾当局からの資金援助
3月12日、外交部、1億台湾ドルの資金供与を表明。
(2)台湾官民の義捐金
(イ)交流協会在外事務所での義捐金受付
3月21日より、交流協会台北・高雄事務所において義捐金を受付開始。
(ロ)台湾官民からの義捐金
外交部によると、外交部等の機関と民間団体を合わせた義捐金は、31日現在、36
億1,926万台湾ドル(≒102.4億円)。