昨日、本会の小田村四郎会長は急逝された黄昭堂・台湾独立建国聯盟主席を悼み、下記
の弔文を台湾独立建国聯盟にお送りした。
の弔文を台湾独立建国聯盟にお送りした。
弔 文
黄昭堂先生の突然の御訃報に愕然としました。
私が訪台したとき、また先生が御来日されたとき、機会ある毎にお目に掛かってゐました。
先生の明るい御性格はすべての人を惹きつけてゐました。数年前、台湾で新憲法制定の集
会があったとき、宗像隆幸氏と一緒に食事したのですが、最愛の御令室を亡くされた直後
の悲しみのさ中にあられたにも拘らず、明るく天下国家の問題を論じてをられました。
李登輝総統が総統職を辞され、自由に御活動されるやうになってからも、常に李前総統
と行動を共にされ、台湾独立の布石を打って来られました。
来年一月の総統選挙を直前にしての御急逝は、御本人にとっても思はざる痛恨事であっ
たことと思ひますが、私共、日台の運命共同体を主張し、共栄を念ずる者にとっても掛け
替えのない損失でした。李登輝先生の御退院が近いとの報に喜んでをりました我々にとっ
て思ひもよらない痛恨事でした。
先生にはどうか天上に在って台湾の繁栄と日台の一層の緊密化を護って下さることを祈
念してをります。
平成二十三年十一月十八日
日本李登輝友の会 会長 小田村 四郎