昨日、NHK「JAPANデビュー」裁判の第13回口頭弁論が開かれ、原告側弁護団の
高池勝彦弁護団長は、これまでの争点を整理し、原告側の主張を改めて取りまとめたA4
判で26ページにも及ぶ「第8準備書面」を提出した。そして、尾崎幸廣弁護士がこの準備書
面について、被告は単なる見せ物ではなく「人間動物園」として放送し、「人間動物園」
として放送したことは徹底的に原告高許月妹やパイワン族の社会的評価を下げ、番組は違
法性を帯び、原告高許月妹の人格権を侵害していることなど、その要点を述べた。
高池勝彦弁護団長は、これまでの争点を整理し、原告側の主張を改めて取りまとめたA4
判で26ページにも及ぶ「第8準備書面」を提出した。そして、尾崎幸廣弁護士がこの準備書
面について、被告は単なる見せ物ではなく「人間動物園」として放送し、「人間動物園」
として放送したことは徹底的に原告高許月妹やパイワン族の社会的評価を下げ、番組は違
法性を帯び、原告高許月妹の人格権を侵害していることなど、その要点を述べた。
また、高許月妹さんの父親が日英博覧会で「見せ物」として「展示」されたと主張する
被告NHKに対し、アメリカでは今でもプリマス開拓村の原住民の生活を展示し実演して
いることを示す冊子の写真、またNHKの取材が不公正で捏造することは本件にかぎらな
いとして、ある人気漫画家にNHK側が考えた「ストーリー」に即した答を強要したこと
が過去にもあったことなどを「証拠説明書」として提出した。
これを受け、東京地裁の小野洋一裁判長は弁論終結を宣言するとともに、12月14日午後2
時から103号法廷において判決を言渡すことを述べて閉廷した。