件を生かし、個性的で活力のある村づくりを進めようと、海外との交流先について種々検
討した結果、日本と最も近く、伝統、文化の源を同じくする台湾に決定した。
台湾との交流に当たっては、玉川村日華親善友好都市提携推進協議会を設立、村長の知
人を介し、25年前の昭和63(1988)年5月3日に南投県鹿谷郷と「友好都市協定」を結んだ。
東日本大震災に際しては、鹿谷郷から800万円もの義捐金が届けられたという。25年の節
目の年に当たる本年9月30日 、鹿谷郷から郷長を団長とする訪問団が玉川村を訪問、交流
の永続を誓い合ったという。地元紙の「福島民報」が伝えているので下記に紹介したい。
ちなみに、南投県鹿谷郷は13の村からなり、台湾の中央山脈の中腹に位置し、夏は涼し
く冬暖夏涼であるため避暑地として最適で、年間観光客が100万人ほど訪れる観光地。凍頂
烏龍茶や孟宗竹、しいたけなどが特産。
鹿谷郷には、本会から寄贈した河津桜も植えられ、記念碑も建立されている。役場のホ
ームページは日本語バージョンもあるので、一度ご覧ください。
◆福島県玉川村役場
〒963-6321 福島県石川郡玉川村大字小高字中畷9
TEL:0247-57-4621 FAX:0247-57-3952
HP:http://www.vill.tamakawa.fukushima.jp/
◆南投県鹿谷郷役場
〒558-44 南投県鹿谷郷鹿谷村中正路二段73号
TEL:049-275-5720 FAX:049-275-4130
E-mail:service@lugu.gov.tw
HP:http://www.lugu.gov.tw/jp/
友好25年、交流の永続誓う 玉川 台湾の訪問団が来県 村への支援に感謝
【福島民報:2013年10月1日】
https://www.minpo.jp/news/detail/2013100111236
写真:黄郷長(右)から記念品を受ける石森村長(左)
玉川村の友好都市・台湾中部の南投県鹿谷郷(なんとうけんしかたにごう)の訪問団が
30日来県し、石川町の八幡屋で村などによる歓迎レセプションが開かれた。今年は友好都
市協定を結んで25周年の節目の年で、出席者は交流の永続を誓い合った。
郷の訪問団が来県したのは東日本大震災後初めて。村長に当たる黄東●郷長をはじめ公
所(役場)職員ら21人が、復興状況視察などのために訪れた。
レセプションは村の各種団体でつくる村日華親善友好都市提携推進協議会の主催。会長
の石森春男村長や5月に郷を訪問した石川ロータリークラブ(RC)の細川正司会長ら約90
人が出迎えた。
石森村長は震災直後に郷が村へ約800万円の義援金を寄せたことを踏まえ「義援金と励ま
しの言葉、心遣いをもらい、おかげさまで着実に復旧・復興している」と感謝した。須藤
利夫村議会議長、石川RC会員で友好都市協定締結の際に村長を務めていた車田次夫氏も
歓迎した。
黄郷長は25年間に村と郷の住民が行き来したことを受け「さまざまな分野で交流を深め
大変勉強になった」と述べた。記念品を交換し、交流の永続を願い乾杯した。
訪問団は29日に来日した。1日は村内を視察した後、会津若松市を訪れる。その後は東北
地方各県を回り、5日に離日する。
※●は「瀬」の「束」が「景」