駅が同名駅ということで姉妹駅となりました。心から祝意を表します。中央通信社が伝え
ていますので下記に紹介します。
この協定は、10月11日に愛媛県の松山空港と台湾の松山空港間にチャーター便が就航し
たことの一環として結ばれましたが、11日午後に日本を出発した折返し便には中村時広
(なかむら・ときひろ)愛媛県知事や野志克仁(のし・かつひと)松山市長らが搭乗して
台北市を訪問、「台北温泉祭り」に参加した際に松山市から「松山・道後温泉幸福(しあ
わせ)からくり時計」を寄贈しています。これも中央通信社の記事がもっとも詳細に伝え
ていますので、別掲でご紹介します。
先にお伝えしましたように、10月21日には三重県と台湾・新北市が観光協定を締結の予
定で、9月9日に熊本県と熊本市が高雄市と「国際交流促進覚書」を結んだことに次いで28
例目となり、今年に入ってからすでに5例目となります。年間5例というのは昨年に続いて2
度目ですが、昨年は10月に北海道津別町と彰化県二水郷が友好都市を締結してから12月ま
で怒濤のように姉妹都市関係が締結されていますので、今年も12月まで目が離せません。
このような自治体同士もさることながら、今年は日台漁業協定(4月10日)をはじめさま
ざまな分野で日台が提携しています。
東京都水道局と台北市水道事業部門の水道提携(4月12日)、江ノ電と平渓線の観光連携
協定(4月23日)、共同通信社と中央通信社の協力協定(5月1日)、東京スカイツリーと台
北101の友好計画署名(5月13日)、鳥羽水族館と花蓮遠雄海洋公園の姉妹館(5月31日)、
静岡銀行と中国信託ホールディングの業務提携協力覚書(6月10日)、白浜温泉と礁渓温泉
の温泉姉妹協定(6月14日)、平戸市と台南市の市民交流促進協定(7月13日)、静岡県と
台湾5市県の防災分野における覚書(8月26日)、京都大学と成功大学の博物館協力覚書(9
月11日)など、これまで本誌で紹介してきただけでも多岐にわたっています。
この背景に、東日本大震災への台湾からの多大な支援があることは論を俟ちません。台
湾がもたらした日台の共存共栄と言って過言ではなく、日台関係はますます緊密になって
います。
台湾と日本の「松山駅」が“姉妹駅”に 記念切符も発売
【中央通信社:2013年10月13日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201310130006.aspx
写真:JR四国の窪仁志松山駅長(=写真左2)と台鉄の簡信立松山駅長(=写真右2)
(台北 13日 中央社)台湾鉄道とJR四国はきょう(13日)、台北市の松山駅で、両社の
松山駅の姉妹駅提携の締結式を行った。同名駅間での姉妹関係締結は台鉄史上初。
これは11日に台湾と日本の“松山空港”同士を結ぶチャイナエアラインのチャーター便
が就航し、12日には新北投駅周辺で開催中の「台北温泉祭り」で台北市の北投温泉と松山
市の道後温泉が交流を図ったのに続く友好事業の一環。式典にはJR四国の窪仁志松山駅長
(=写真左2)と台鉄の簡信立松山駅長(=写真右2)などが出席、提携文書に署名した。
台鉄ではこれにあわせて、入場券2枚と台鉄松山−台北間自強号、台鉄松山−南港間キョ
光号の乗車券各1枚がセットになった記念乗車券を2500部限定で販売。記念入場券の裏面に
はJR四国松山駅の紹介が日本語で書かれており、台鉄としては初めて切符に日本語が記載
されたものとして「価値があるもの」とアピールしている。(キョ=くさかんむりに呂)
(林紳旭/編集:齊藤啓介)