事一行は、昨日、高雄市の陳菊市長を訪問した。秋田放送が伝えているので下記に紹介したい。
昨日の本誌で、佐竹知事らの台北市での様子を伝えた際、熊本県を例に出し、高雄市と昨年9月
に「国際交流促進覚書」を結んでからは順調に交流が進み、台湾でも大人気の「くまモン」グッズ
を台湾セブンイレブンの全5,000店舗で販売するようにもなったことをお伝えした。
9月16日まで28日間に渡って開催されたこの熊本フェアの経済効果は、熊本県の発表によれば4億
8,000万円にものぼったという(10月10日「熊本テレビニュース」)。
自治体同士の交流は実利がないと長続きしない。熊本県はこの経済効果にホクホクで、早速、熊
本県産の果物や乳製品を使った商品化の検討をしているという。秋田県も熊本県に倣いたいもの
だ。
ところで、秋田県のこの経済交流ミッションの一員に梅原克彦・国際教養大学教授が入ってい
る。秋田放送の動画の最後に陳菊市長や佐竹知事らの集合写真が掲載されているが、左から2番目
に写っている。
梅原教授は本会の常務理事で、仙台市長時代の2006年1月に台南市と「交流促進都市協定」を結
んだ実績もあり、今回の李登輝元総統ご来日に際しても全行程に同行、李元総統とも昵懇の間柄
だ。秋田県と台湾との交流に、台湾問題の専門家として、ぜひその手腕を発揮していただきたいも
のだ。
高雄市政府は佐竹知事一行が陳菊市長を訪問したことを、昨日の「市政新聞」で4枚の関係写真
とともに早速伝えている。
◆日本秋田縣知事拜會 陳菊盼加強雙方經貿交流[高雄市市政新聞10/21]
http://www.kcg.gov.tw/CityNews_Detail.aspx?n=F71DD73FAAE3BE82&ss=57AF690E0DB97A0756FD0EFADA2A217EE4EFF30EB369415A8A05FAFF47E8D85B659146CDD122FEC6
佐竹知事 台湾・高雄市長と会談
【秋田放送:2014年10月21日】
動画:http://www.news24.jp/nnn/news8617393.html
台湾を訪問している佐竹知事は21日、台湾随一の物流港を持つ第2の都市・高雄市の市長と会談
しました。高雄市長は、行政の支援体制や世界でも有数の港の利便性をアピールし、県内企業の進
出を後押しする考えを示しました。
佐竹知事を団長とする経済交流ミッション。3日目の21日は、台湾第2の都市・高雄市の政府を訪
れました。そして、陳菊市長と会談し、はじめに高雄市の経済や現地の工業団地について説明を受
けました。陳市長は、世界でも有数の港湾施設・高雄港などの優れたインフラをアピールした上
で、研究開発や投資への補助など進出企業に対する支援体制を紹介しました。これに対し、佐竹知
事は、高雄市とその周辺との経済交流への強い期待感を伝え、高雄市側の支援を要請しました。
一方、高雄市側は、「日本企業の進出を歓迎している。日本の先端技術に興味があり、台北を通
じない連携ができれば幸いです」と答えました。このうえで、経済はもちろん、文化や観光などあ
らゆる面で交流を深めていくことを確認しました。