問した日本からの訪問客は209団体、2,379人。この中で、国会議員は64名、地方自治体では知事・
副知事が19名で、双方間の地方の首長級による交流が例年よりも密接になったという。
12月16日、青森県の三村申吾知事が台中市の林佳龍市長を訪問し、林佳龍市長は「姉妹都市締結
を目指していく考えを述べた」という。下記に「台湾週報」からご紹介したい。
なお、日台観光サミットを開いた三重県の鈴木英敬知事も、三重大学や県内企業などと訪問団を
結成し、来年1月19日から23日にかけて香港と台湾を訪問、県産品の販路開拓や県の観光資源を
トップセールスすると伝えられている。
◆日本青森縣知事三村申吾拜訪中市府 林市長盼締結姉妹市[2015年12月16日]
http://www.taichung.gov.tw/ct.asp?xItem=1578715&ctNode=712&mp=100010
ちなみに、今年は4月16日に群馬県渋川市が彰化県の員林市と「友好交流協定」を締結し、9月1
日には北海道大樹町が高雄市の大樹区と友好交流協定を結び、10月22日に群馬県桐生市が雲林県の
6自治体と友好交流覚書を交わしている。直近では11月1日に静岡県西伊豆町が澎湖県と「友好交流
都市」を結んでいる。
◆台湾と姉妹提携する日本の自治体【平成27年(2015年)11月1日現在】
http://www.ritouki.jp/index.php/activity/sister-city/
◇ ◇ ◇
林佳龍・台中市長が三村申吾・青森県知事と会見、農業、文化、青少年などの交流を強化
【台湾週報:2015年12月16日】
三村申吾・青森県知事をトップとする青森県の訪問団一行が12月16日、台中市政府を訪問した。
林佳龍・台中市長は一行を歓迎し、青森県と今後、農業、文化、青少年などの分野で交流を深め、
姉妹都市締結を目指していく考えを述べた。
林市長は、「台中市と青森県は共に豊かな農産品があり、台中市は梨山蜜リンゴと、梨が有名
で、青森県はリンゴとニンニクが特産品であり、農業面において共通性がある一方で、台中市の景
観の雰囲気は(冬季に雪深い)青森県とはかなり異なり、共通点と相違点は交流にいずれもプラス
になるだろう」との認識を示した。
三村知事は、今回の訪台で市長も同行している青森県平川市と台中市が今後、温泉、リンゴ、稲
作、農村体験、修学旅行、少年野球など幅広い分野で交流を深めていくことを期待した。
台日交流を積極的に進めている台中市は今年、大分県と観光友好交流協定、鳥取県と温泉交流促
進覚書等をそれぞれ締結し、今後は青森県をはじめ北日本各地方自治体との交流も拡大していくと
している。