平成27年4月、天皇、皇后両陛下(現上皇、上皇皇后両陛下)は「戦後70年」を迎えるにあたり、大東亜戦争における最大の激戦地とも呼ばれるパラオ諸島のペリリュー島に行幸啓された。
両陛下は自らの行動をもって、慰霊の大切さを国民に説かれている。
戦争の悲劇を忘れてはいけないと投げかけられている。
だが、私たち国民は両陛下の意思をしっかりと受け止めることができているだろうか。
戦争の記憶の風化は近年、特に著しい。
・・・
先人への尊崇や哀悼を忘れた国家は、その軽薄さゆえに衰退するだろう。
国家をその国家たらしめるのは、健全な歴史観である。
かくて日本は来年、『戦後80年』を迎える。
時代は令和へと移り変わったが、『初の戦後生まれの天皇』である今上陛下も、慰霊の心を受け継いでいく旨をすでに重ねて示されている。
むしろ問われるのは、政治家を含む国民側の心持ちである。
散ったサクラを忘れた国に春風など吹くまい。
(早坂隆氏「ペリリュー島の激戦八十年に思う」令和6年11月25日付産經新聞「正論」より)。
記
・日 時:
令和7年5月17日(土)午後2時〜午後4時40分(開場午後1時30分)
*講演前に当会会員の所見発表を行います
・場 所:
千代田区立日比谷図書文化館大ホール(日比谷公園内)
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4
TEL:03-3502-3340(代表)
【交通】東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」 B2出口より徒歩約3分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 A7出口より徒歩約3分
東京メトロ 千代田線「霞ケ関駅」 C4出口より徒歩約3分
JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分
*当施設に駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/#access
・講 師:
早坂 隆 先生(ノンフィクション作家)
[はやさか・たかし] 昭和48年(1973年)、愛知県岡崎市生まれ。ノンフィクション作家。産經新聞
「正論」執筆メンバー。顕彰史研究会顧問。大磯町立図書館協議会委員長。
著作に、『ルーマニア・マンホール生活者たちの記録』『指揮官の決断−満州とアッツの将軍 樋口季
一郎』『現代の職人−質を極める生き方、働き方』『ペリリュー玉砕−南洋のサムライ・中川州男の
戦い』『世界の日本人ジョーク集 令和篇』『戦時下のノーサイド−大学ラグビー部員たちの生と死』
他多数。『幻の甲子園 戦時下の球児たち』でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。『世界のジ
ョーク集』シリーズは累計100万部突破。
・演 題:
「戦後80年 昭和史の真実と先人の心を語り継ぐ」
・参加費:
1,000円(学生無料)
・定 員:
150名
・申込み:
https://kokubunken.or.jp/business/kouza/r7-37/
・主 催:
公益社団法人 国民文化研究会
〒150-0011 東京都渋谷区東1-13-1 ニュー常磐松マンション402号
TEL:03-5468-6230 FAX:03-5468-1470
https://kokubunken.or.jp/
※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。