【NHK訴訟】「島田尋問」報告(上)

【NHK訴訟】「島田尋問」報告(上)―判明!「台湾総督府文書26000冊を読み込んだ」は嘘だった

メルマガ版「台湾は日本の生命線!より転載

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中国人の反日史観(反日宣伝)に従って、日本の台湾統治史のとことん捏造して見せた「JAPANデビュー」第一回「アジアの“一等国”」を放送したNHKに対する一万人集団訴訟の第十二回口頭弁論が五月十八日に東京地裁で行われた。

この日行われたのは番組のディレクターを務めた島田雄介氏の証人尋問である。いよいよ番組制作者の登場とあり、大勢の人が傍聴に詰めかけた。

これまで嘘の上塗りで番組内容の正当性を強弁し、「誤った情報に基づいたご意見やご批判もあります」(番組HP)などと、歴史捏造、印象操作を指摘する視聴者を、逆に嘘つき扱いにしてきたNHK。

そのため、はたして島田氏はいかなる嘘で責任追及を逃れようとするか、そしてどこまで逃げることができるかに注目が集まったはずだ。

緊張気味に証人席に座った島田氏。昭和四、五十年代の左翼インテリを思わす「おかっぱ」のような髪型で何となく「貫禄」を感じさせたが、実際には「昭和四十八年生まれ」と言う若さ。こんなおかしな「若造」のために、これまで国会議員、マスメディアを含む多くの日本人、そして台湾人が振り回されてきたのかと思った。

それにしても碌な「奴」ではなかった。あのような番組を作ったのだからそれは当然だろうが。

そこでこのときの模様を報告しよう。

まず思い出してほしいのは、番組の開始直後に流れた次のようなナレーションだ。

「初めての植民地を日本はどのように統治したのか。その詳細を知る手掛かりがあります。台湾総督府文書です。……統治の実態を明らかにする貴重な資料です。台湾領有から敗戦までの五十年間の記録は、二万六千冊に及びます」

そして実際に、びっしりと並べられた「総督府文書」の実物が画面に映し出した。

この番組が、どれほど綿密な調査を経て歴史を語っているかを強調するためだろう。

そう言えば番組HPでも放送前から、「半世紀におよぶ統治はどのように変遷していったのか。2万6千冊におよぶ『台湾総督府文書』……などを手がかりに近代日本とアジアの関わりの原点を探っていく」と宣伝していた。

だから放送後、視聴者から歴史捏造に関する指摘、抗議のメールが届くと、NHKは「台湾総督府の二万六千冊の資料を読み込んでいる」と回答し、番組内容の正確さを自信満々に強調したものだ。

番組HPも、「日本統治50年を記録したこの2万6千冊の『文書』は、第一級の一次史料です。私たちは、この『文書』を丹念に読み解くことで、日本が初めての植民地をどう統治したのか、またどのような近代国家をアジアとの関係の中でつくろうとしたのかが見えてくるのではないかと取材を進めました」として、殺到する抗議への回答としていた。

しかしそこで当然のごとく、「本当にそんな膨大な数の資料を、番組スタッフは読み込むことができたのか」とする疑問の声が広がった。

そこで法廷では原告側弁護士が島田氏に尋ねた。誰がどのように「読み解いたのか」と。

そしてそれに対する島田氏の答えは、聞く者を唖然とさせるものだった。

「台湾総督府文書の一つ一つを見たわけではないが、それを全体的に把握している人々への取材を行ったという意味だ」と言ったのである。

島田氏はNHKの嘘を自ら認めた。「二万六千冊の資料」を「読み込んだ」「丹念に読み解いた」というのは、やはり事実ではなかったのだ。

NHKは番組の嘘を指摘する視聴者に対し、こうしたインチキ話で応じてきたことはもはや明らかだ。

しかしそれでありながら、弁護士から「誇大ではないか」と聞かれるや、「誇大であるとは思わない」と言ってのけた島田ディレクター。

しかしこれは「誇大」どころか、明らかな「虚偽」ではないか。こうしたNHKの欺瞞体質を、いまだにこの公共放送に権威を感じ、大きな信頼を寄せ続ける全国国民に教えたい。

(つづく)


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